タヌキおやじの日々の生活     

マルコム・ヒスロップ「歴史的古城を読み解く―世界の城郭建築と要塞の謎を理解するビジュアル実用ガイド」を読破!!



内容の紹介
『かつては城は権力の座や、富や社会的地位のシンボルとして注目を集め、国境、道路、経路、川を支配する手段だった。
本書は10~16世紀の時代に注目して、ウェールズのモット&ベイリー式城郭から日本の平城まで世界中を巡り、建築学的参考文献や観光ガイドの役割を果たしている。
本書を読めば城の歴史を紐解き、防衛および住居機能を兼ね備える巨大な建築物を、しばしば厄介な土地に建設するという困難に、中世の建築家たちがいかにして立ち向かったかが理解できるだろう。
本書ではまず城の種類、様式、材料の用語を明確に定義し、その後の各章では、石落しや濠からダンジョン(本丸)やはね橋にいたるまでの独特な建築上の特徴について、こうした解釈がどのように評価されるかを示しながら、すべての城壁に物語があるという重要な手がかりを記す。』
目次
第1章 城の基礎知識
 機能 要塞 住居 設計と建築 城の種類 破壊と再生
第2章 特徴のある特徴
 大塔 城郭 塔と小塔 城壁上 防衛 城門 外堡 居住施設 礼拝堂 牢獄 戸口とポーチ 窓と射眼 水と衛生設備 暖房設備 階段室
大体、日本の城を網羅したので、かつてより興味があったヨーロッパの城郭の本を読んでみた。
中世から大砲が登場するまでのヨーロッパの城郭について軽く説明している。
一例としてノルマン人というゲルマン人の一種族が建設した城郭でモット&ベイリー形式というものがある。
これは日本の戦国時代の城とかなり構造的に近いと思われる。
ノルマン人はノルマンコンクエストという大移動の結果、フランスの沿岸部やイギリスにこの形式の城を造って行った。
そして、このモット&ベイリーは次第に土造りからレンガ造りや石造りの強固なものに造りかえられていった。
戦国時代の城郭の一部が土塁から石垣にかわっていったのと似たようなものであろうか。
見ていると、西欧の城は日本でいう馬出しみたいな建築物を外堡という名前で建造しているが、桝形みたいな建築物はこの本からは見当たらないと判断した。
また、門自体の防御力を塔型にすることによって向上させている。
ヨーロッパの城では、吊り上げ式の橋を多用しているのも日本の城とは異なるであろう。
日本でも吊り上げ式の橋はあることはあるが少ないと感じる。
イラストがほとんどなので、ヨーロッパの城郭初心者にはわかりやすくよいと感じた。

自分の評価
★★★☆☆55点

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火坂雅志「戦国時代-勝利の実学」を読破!!



目次
第一部 野望を抱き、自己研鑽に努めた男たち
 藤堂高虎 激動の時代をのりこえた自己変革の男
 島左近 下克上を実力でのし上がった戦場の鬼
 前田利家 現実を的確に見据えた冷静な判断力
 伊達政宗 劣等感により培われた真の強さ
 山内一豊 内助の功をうけ、勝負師となった一豊の人間力
第二部 歴史の裏で暗躍した男たち
 太原雪斎 愛弟子のために修羅の道を選んだ禅僧
 施薬院全宗 覇業を支えた黒衣の男
 竹中半兵衛 神算鬼謀の名軍師
 黒田官兵衛 天才軍師の「奇策」と「人間力」
 竹中重門 父譲りの判断力で大局を見据えた二代目
 今井宗久 徒手空拳から身を起こした戦国の覇商
 千利休 戦乱の時代に、茶の湯はなぜ生まれたのか
 天下三宗匠 茶の湯に隠された政治力
 沢庵宗彭 この世を夢と観じなされよ
第三部 一芸に秀で、腕一本で己を磨き続けた男たち
 塚原卜伝 鵙と雀鷂
 柳生石舟斎(一) 石の舟にわが身をなぞらえて
 柳生石舟斎(二) 石舟斎、座して動かず
 宮本無二斎・武蔵 苛烈な剣の道に生きた父子
 宮本武蔵 習いを離れて、習いをたがわず
第四部 歴史を動かしたリーダーのあり方
 武田信玄 百パーセントの勝利は次の敗北を呼ぶ
 上杉謙信・武田信玄 己がみとめた好敵手への敬意
 上杉謙信 鉄の結束の秘訣
 直江兼続 師から受け継いだ義と愛民の志
 真田幸村 「義」の男たちから得たもの
 織田信長 幾度の窮地を脱した政略術
 豊臣秀吉 敵すら味方にする巧みな人身掌握術
 前田利長・利政 加賀百万石のいしずえを築いた苦肉の策
 徳川家康(一) 負け続けた男の天下取り
 徳川家康(二) 天下制覇の礎は人脈形成にあり

藤堂高虎というと、「裏切り者」のイメージが強いが、本書によれば、戦国の世でキャリアアップをはかっていった人物だとのことだ。
高虎は、始め、戦場において一番駆けを続けて功を重ねたが、次第に、経済のスペシャリストとなった。
合戦には、武勇だけでなく、軍資金、武器弾薬、兵糧の調達など、経済に密接な裏方の仕事が不可欠であったからである。
どのように経済のスペシャリストになったかというと、高虎は四番目に仕えた豊臣秀長(秀吉の弟)や自分と出身が同じ近江商人から経済を学んだそうである。
高虎が語った「いくさをする武将であっても、算勘を学ぶことが大事だ」との言は、興味深い。
槍一筋では、なかなか栄達できないということであろう。
経済の次に、高虎は築城術に目をつけ、縄張りの名人となった。
城の縄張りとは、城全体を防御しやすいように設計することである。
その頃、空前の築城ブームがおこっており、高虎の縄張りというのは、黒田官兵衛と並んで評判になったそうである。
高虎は、さまざまな技能集団をたばねて多くの城を築造していった。
高虎が縄張りを行った城は、江戸城、伊賀上野城、津城、宇和島城、今治城など西日本を中心に非常に数多くある。
高虎は、戦闘、兵法、兵站、経済、政治、築城術、外交に通ずるジェネラリストとして能力開発を進めながら生き残りを図っていった武将といえるであろう。
本書には、他にも多くの武将・商人・文化人・武芸者の短編があってそこそこ面白かったが、とりあえず、藤堂高虎について読み進めていきたいと思った次第である。

自分の評価
★★★☆☆65点

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マーティン・J・ドアティ「世界の無人航空機図鑑-軍用ドローンから民間利用まで」を読破!!



目次
第1部 軍用ドローン
 イントロダクション 戦闘ドローン 超長時間滞空型偵察ドローン 中距離偵察ドローン 中距離偵察ドローン 回転翼ドローン 輸送と汎用のドローン 小型偵察ドローン 巡航ミサイル
第2部 非軍用ドローン
 イントロダクション NASAのドローン 農業と生物調査のドローン 水中ドローン 無人実験機 宇宙のドローン 未来の展望
この書に載っているドローン又は無人機はほとんどがアメリカ、ヨーロッパで他は中国、アルゼンチンなどもある。
もはや、無人機(UAV)は現代の戦争にかかせないものであり、未来では、無人機同士の戦いなんてのもあるのだろうか。
空恐ろしくもあるが、ついつい考えてしまうのが、軍事オタクの宿命である。
ドローン又は無人機自体はそれほど難しい技術ではないようだ。
なぜならば、パレスチナゲリラでさえ運用したとかそのような話があるからだ。
偵察、暗殺、攻撃、敵軍の防空網破壊までいろいろな任務がドローンや無人機に与えられている。
民間では、災害等の監視、商業輸送、測量等に用途がある。
水上や水中を行動する無人機も考えられ、実験段階、一部、実用段階にあるようだが、無人航空機よりは実用が簡単ではないようだ。
ドローン、無人機の時代になりつつあると言っても過言ではない昨今において興味深い本であると思う。
写真が多いので、オタク的には見て楽しむことも出来る。

自分の評価
★★★☆☆55点

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大村大次郎「龍馬の家計簿-元国税調査官が龍馬の金銭資料を徹底監査」を読破!!



目次
第一章 金欠の旅立ち
第二章 幕末浪人ライフとは?
第三章 日本で最初の会社「亀山社中」とは?
第四章 薩長盟約、結婚生活、そして戦争
第五章 海援隊の収支決算
第六章 「日本を洗濯する資金」を調達せよ
第七章 龍馬を悩ませた家庭問題
第八章 死に際に金は持たず

龍馬の家計簿という題名だが、金銭的な内容は薄いと感じた。
しかし、通説で言われる龍馬が常に金に困っていたというのは本書で説明されるように事実であるようだ。
この人は、土佐の脱藩浪人であったので、金蔓が実家ぐらいしかなかった。
そのため、パトロンを薩長土に求めたわけである。
また、志士に好意的な商人というのもいて、彼らは志士に多額の資金を提供してくれた。
幕末の危機をなんとかしてほしいという願望があったようである。
面白いのは、龍馬の亀山社中は、第二次長州征伐の前に長州藩に武器斡旋を行い、判明しているだけで銃が9万2400両、ユニオン号3万7700両、合計13万100両、現在の貨幣価値にすれば60億円以上の取引をしたのだが、ほとんど報酬をもらわなかったとのことであった。意外なことである。
その当時は、「取引仲介してマージンを受け取る」というような仲介ビジネスはまだ一般的ではなかったそうな。
そのようなわけで亀山社中は第二次長州征伐の後に経営危機に陥るのである。
しかし、日本初の会社と呼ばれる亀山社中は、たびたび船を難破等の事故で失ったりして経営危機に陥るものの何とか切り抜けるのである。
龍馬の経営センスみたいなものはよくわからなかったものの、金の重要性については確実に理解していたようだ。
亀山社中は長崎に本拠を構えていたのだが、幕府と開戦となった場合には、長崎奉行所を襲って、そこに蓄えられていた金を確保しろと常々言っていたそうだ。
龍馬の死後だが、実際、幕府との戦いになったとき、海援隊(亀山社中の後身)の隊員は、言いつけ通りに行動して、長崎奉行所と談判して資金を確保している。
一方で、海援隊も龍馬の晩年には、ビジネスが軌道に乗りかけていたようである。
土佐藩に銃を売却したときには、長州藩のときの藩政からか、しっかりとマージンを取って利益を上げている。
また、丹後田辺藩との取引もあり、大商いであったようだ。
そして、仙台藩との取引も話だけはあったが、龍馬の暗殺と戊辰戦争の勃発で立ち消えになったようだ。
興味深いことに、薩摩藩も長州藩も幕府の戦争の際には、偽金作りに手を出している。
これは、龍馬のアドバイスがあったようだ。きれい事だけでないと。。。。
坂本龍馬をビジネス面で論じた作と云うことで、目新しいことは目新しいが少々中身が薄いと感じた。

自分の評価
★★☆☆☆45点

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米海軍・海上自衛隊厚木基地(その13)

米海軍・海上自衛隊厚木基地(その12)の続き。

なんかホーネットは、真下から見たアングルが一番かっこよく見えるような気がする。
厚木基地 064

C-12だっけか?多分間違っていると思うが。
これはタッチアンドゴーを繰り返していた。
厚木基地 071
厚木基地 072
厚木基地 077
厚木基地 078
厚木基地 079
厚木基地 080

P-1。自衛隊の航空機も機種別に戦前みたいにニックネームをつけりゃいいのにと思う。
東海とか。飛龍とか。銀河とか。呑龍とか。
厚木基地 085
厚木基地 086
厚木基地 087

感想
撮影日和であった。
気持ちよく撮影ができたうえ、無線が使えることができた。
おまけに新たな撮影スポットを発見することができた。
まあ、三千円の元は取れたかな~。

関連記事
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その1)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その2)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その3)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その4)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その5)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その6)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その7)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その8)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その9)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その10)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その11)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その12)
米海軍・海上自衛隊厚木基地(その13)
厚木航空基地 日米親善春祭り2016(その1)
グーグルマップ上で見る旧軍施設等

参考

諸施設のインデックス
博物館などのインデックス

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プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
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