タヌキおやじの日々の生活 浅田次郎     

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浅田次郎「お腹召しませ」を読破!!

衆議院選挙は、自民が圧倒的優勢みたいだ。
まあ、仕方がないのかなあ~

お腹召しませ (中公文庫)お腹召しませ (中公文庫)
(2008/09)
浅田 次郎

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「五郎治殿御始末」に続く浅田次郎の時代短編集だそうな。
「五郎治殿御始末」も面白かったが、これもなかなかだった。
だが、美談に仕立て上げすぎてるきらいがある。
まあ、浅田次郎の作風であろう。
人間の真理をつく作品という訳ではないような気がする。

内容(カバー裏側より引用)
『お家を守るため、妻にも娘にも「お腹召しませ」とせっつかれる高津又兵衛が、最後に下した決断は・・・。
武士の本義が薄れた幕末維新期、惑いながらもおのれを貫いた男たちの物語。
表題作ほか全六篇。
中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞受賞。』

一編目が、表題作で「お腹召しませ」。
上記のあらすじ。
二編目が、「大手三之御門御与力様失踪事件之顛末」。
長い題名である。
つまるところ、大手三の門の警備に当たる与力が神隠しにあって失踪し、突然、気絶して返ってきた。
その謎は。。。という内容。
三編目が、「安藝守様御難事」。
芸州広島藩主浅野安芸守は、駕籠に素早く乗って閉められるという謎の訓練を施されていた。
藩主が、誰に聞いてもその訓練の目的を明かそうとはせず、安芸守の不安は募るばかりであった。
その顛末は。。。という内容。
四編目が、「女敵討」。
奥州財部藩士吉岡貞次郎は、江戸詰であったが、国元にいる妻が浮気をしたため、女敵討ちをせねばならぬはめになる。
しかし、貞次郎は、考える。自分にも落ち度があったのではないかと。。。。
妻を寂しく一人にしてしまったのではないかと。。。。
五編目が、「江戸残念考」。
慶応四年、鳥羽伏見の戦いの後の混乱の中で、浅田次郎左衛門は、戦支度を始めようとしたり、娘の許婚が帰ってきたりと慌ただしく過ごしていた。
落ち目の江戸幕府において御家人、浅田次郎左衛門の身の振り方とは。。。。
六編目が、「御鷹狩」。
御家人の子弟である檜山新吾と間宮兵九郎と坂部卯之助は、御鷹狩りと称して、夜鷹、遊女を斬りに行く。
官軍に対して何もしない大人たちに対する鬱憤を、官軍の兵たちに身を売っている遊女に向けてはらそうという魂胆であった。
そして。。。。。という内容。
江戸開城の後に、御家人の若者たちが罪もない遊女を御鷹狩りと称して夜な夜な斬ったという話に基づいて浅田次郎が書いたということである。
今、よく起こっている「ホームレス狩り」と同じようなものであろう。
浅田次郎は、美談に仕立て上げているが、おおよそ弱者を狙った卑劣な行為と言っていい。
やるなら官軍の兵隊に対してやるべきであろう。
と今さら言っても仕方がないが。。。。
薩長に負けるわけだよと言いたくなる。

ともあれ、美談に続く美談である。
読んで面白い。
が、ためにはならない。

自分の評価
★★★☆☆60点

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浅田次郎「カッシーノ2!」を読破!!

やはり、習近平という人が、尖閣の一件を主導しているらしい。
なんか温家宝が、菅の時に尖閣で攻勢をかけた時は、憎たらしい程にやるなあと思ったが、今回は、そうは感じない。
習近平という人については、まだよく分からないけど、現時点で、分かったことは、自信過剰である、強硬派である(タカ派、アブナイ人)ということか。
まあ、中国の不動産バブルの後始末をこの人がしなければならなくなるだろうが、その時に、この人の能力の有無が明らかになるだろう。

カッシーノ〈2!〉 (幻冬舎アウトロー文庫)カッシーノ〈2!〉 (幻冬舎アウトロー文庫)
(2007/11)
浅田 次郎

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ギャンブルを目的とした旅行のエッセイである。
第一巻があって、それは単に「カッシーノ!」だったらしいのだが、吾輩は、何を考えたか、第二巻から買って読んでしまった。
ちなみに、吾輩は、ギャンブルはやらない。
じいさまに競艇場に連れられて行って、少しやったことがあるくらいである。
そこでなんとなくギャンブルの魅力というものについて少しだけ分かったような気がしたが、ハマると吾輩のなけなしの財産があっという間になくなりそうなので、あれいらいやっていないのである。
まあ、もっとも株式投資でウン百万円の損をこいているが。。。。

まあ、本書は、アフリカ大陸とラスベガスへのカジノ三昧の旅行を書いたものである。
ギャンブルをやらない人でも楽しく読めるのではないかと。。。。

本書で著者が行ったカジノのあるところは、カイロ(エジプト)、シャルム・エル・シェイク(エジプト)、サン・シティ(南アフリカ)、ケープタウン(南アフリカ)、ヨハネスブルク(南アフリカ)、ラスベガス(アメリカ)、ジェルバ島(チュニジア)、ハマメット(チュニジア)、マラケシュ(モロッコ)。

まあ、読んだ感想はというと、このおっさん(浅田次郎)も物好きだなあと。。。。
うちのじいさまも物好きだったが。。。最近は、それほどの元気が無くなったようである。
まあ、一言でカジノと言っても、アフリカ各国、アメリカでそれぞれの文化がある。
そういうようなことが書かれていて紀行文としても面白いと思う。
もっとも、著者は、観光をするくらいならギャンブルをやっていたいと本書で述べているが。。。

国策としては、外貨獲得の手段としてカジノが使われているようだ。
石原慎太郎が、お台場にカジノを作ろうとして反対されたのはいつの話だっけか???
東日本大震災の時に、電力不足でパチンコ屋の営業を止めさせればいいと発言した時は、なぜ、カジノが良くて、パチンコが悪いのだろうと思ったが。。。。
まあ、パチンコは、在日朝鮮人が絡んでるのでそこらへんが気に食わなかったのであろう。

本書を読んで思ったのは、日本にはカジノがない。なぜだろうか???
日本人の勤勉性のせいかな。

石原都知事が、カジノをつくろうと言った時には、何をアホなことを言っているんだかと思ったが、本書を読んで考えてみると、別に良かったかもしれないと思いなおした。
人間には、そういうところが必要なのである。

自分の評価
★★★☆☆55点

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浅田次郎「歩兵の本領」を読破!!

花粉症の季節が近づきつつあるのか。
今年の花粉飛散量は如何なるものであろうか?

歩兵の本領 (講談社文庫)歩兵の本領 (講談社文庫)
(2004/04/15)
浅田 次郎

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浅田次郎の自衛官時代の体験をもとに書かれた短編集である。
それぞれの短編が相互に連関している。

浅田次郎は、駒場東邦中学校、中央大学杉並高等学校(5期生)を経て、自衛隊に入隊している。
この動機は、憧れていた三島由紀夫の自決事件が原因であるそうな。
所属していたのは陸上自衛隊第32普通科連隊であるそうな。
実際に、この小説の舞台は、陸上自衛隊第32普通科連隊の一箇班である。
まあ、ウィキペディアをみるに、この人もいろんな経験している人だなあと。。。
レールが敷かれててそのレールを進んでる人が多い日本社会の中でかなり特異な人ではある。

構成はというと、32連隊の一箇班の一人一人のメンツに焦点を当てながらの9つの短編からなる。
一編目が、『若鷲の歌』、二編目が、『小村二等兵の憂鬱』、三編目が、『バトル・ライン』。
四編目が、『門前金融』、五編目が、『入営』、六編目が、『シンデレラ・リバティ』。
七編目が、『脱柵者』、八編目が、『越年歩哨』、九編目が、『歩兵の本領』。

浅田次郎が自衛隊にいた頃は、学生運動が盛んだったときであり、最も自衛隊の肩身が狭かった時代であった。
また、旧軍出身者も多く、戦後の風潮が色濃く残っていた時代でもあった。
それにしても、いろんな事情で自衛隊に入隊した人がいたもんだなあと思った。
今、現在は、社会全体が右傾化しているというのと、自衛隊の災害派遣の功績が認められたのとで、また、状況が変わっているものと思う。
この本を読んで思い出したのが、吾輩が長野県のメーカーに勤めていたとき、松本の英会話学校で一緒になった自衛官の方のことである。
爽やかなお兄さんという感じの人だったのだが、なんでも東京で自転車配達便の仕事をしていたが、ずっとはやっていけないので自衛隊に入隊したとのことであった。
なんと表現していいのか分からないが、軍人特有の折り目正しさみたいなものを感じたものであった。
一種の軍隊社会である会社にうまく馴染めなかった吾輩は、羨望のようなものを感じたものであった。

会社もそうだが、軍隊、自衛隊にしても、多種多様な個性の集まりな訳でそれぞれの思惑があるわけである。
それを一つにまとめて一つの方向に動かすためにはいろんな苦労があるわけである。
会社の場合は、利益を出すために、軍隊、自衛隊の場合には、戦争に勝つために。
そういうことを感じさせる一冊であった。
また、吾輩が会社にいた頃の面倒臭い人間関係の煩わしさを思い出させてくれた一冊である。
今でも、いろいろと面倒臭いんだけどね。
あと、一つの組織に所属する人間たちの連帯というのも一つのテーマであると思う。
おそらく浅田次郎が感じた連帯感みたいなものは、あらゆる軍隊で共通して保持されるものであり、それが軍隊を機能させる一つの要素でもあることは本書でも述べられている。

自分の評価
★★★☆☆60点

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浅田次郎「ハッピー・リタイアメント」を読破!!

昨日は、おふくろの実家を訪問。
おじとおばと結婚して子供が生まれた従弟と会ってくる。
昔、遊んでやった10歳年下の従弟が子持ちとは、なんか涙が出てくる今日この頃です(苦笑)

ハッピー・リタイアメント (幻冬舎文庫)ハッピー・リタイアメント (幻冬舎文庫)
(2011/08/04)
浅田 次郎

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久しぶりの浅田作品である。
実家のおふくろに薦められて読むことになった。
内容はというと、浅田作品の定石を踏んだ内容となっている、と思う。
題名にリタイアメントとあるように退職後の人生を題材にした小説である。
数ある浅田作品と同じように、面白可笑しく書きながらも、現在、日本が抱えている問題を扱っている。
高度成長期においては、日本の人口の年齢構成は、四角形だったわけである。
そして、バブル崩壊後の現在は、逆三角形。
ところが、国家官僚や自衛隊の年齢構成は、三角形と。。。。
当然、出世競争を脱落した官僚や自衛隊員は、天下りを余儀なくされるわけである。
世の中において、雇用の流動化は、外国ほどは促進されていなく、再就職というのは簡単ではないからである。
そこらへんを面白可笑しく、ハッピーに書いたのが本小説である。

あらすじはというと、定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。
二人が退職後に紹介されたのは、JAMS、全国中小企業振興会であった。
そして、JAMSの理事は、樋口の元上司で元財務官僚が就任している。
が、JAMSとは、業務実体のない天下り組織であった。
樋口と大友は、戸惑うが、教育係の立花葵と共謀して、極秘のミッションを始める。
時効が切れた債権を善意の債務者から回収するというものであった。
それは、汚職か、横領か、それとも善行か???
という具合です。

吾輩も先々経験することであろう中年勤め人、又は中年OLの悲哀とユーモアが余すところなく書かれていて面白い。
まだ、吾輩は共感できるところまで歳を取ってないような気がするが、もう少ししたら共感できるような気がする。
日本が、愚直な人間にハッピーである世の中であって欲しいと思う今日この頃である。

自分の評価
★★★☆☆55点

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浅田次郎「珍妃の井戸」を読破!!

珍妃の井戸 (講談社文庫)珍妃の井戸 (講談社文庫)
(2005/04)
浅田 次郎

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浅田次郎の「珍妃の井戸」を一週間くらいで読み終えた。
「蒼穹の昴」の続編である。
「蒼穹の昴」と較べると、あんまり面白くなかったような気がする。
期待はずれって所か。。。
「蒼穹の昴」は、時代小説だったが、「珍妃の井戸」は、時代推理小説である。

あらすじはというと、
清朝末期、義和団事件が起こっている最中の北京で、皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃が殺された。
その犯人探しに、日英独露の貴族たちが乗り出すというものである。
そして、その真実は・・・・。
というようなものです。

そして、構成は、アメリカ人、トーマス・E・バートン記者の証言、宦官・蘭琴氏の証言、清国陸軍軍人・袁世凱氏の証言、瑾妃殿下の証言、宦官・劉蓮焦氏の証言、愛新覚羅溥儁氏の証言からなっている。

日英独露の貴族たちは、立憲君主制度を守るという目的のために、珍妃殺害の犯人を捜そうとするのだが、動機が薄弱であるような気がする。
時代としては、1902年という設定となっており、日清戦争、義和団事件と、日露戦争との間の時代である。
日露戦争の直前ということで、登場する日本の貴族とロシアの貴族は仲が悪い。
また、当時の国際情勢、各国のパワーバランスがよく書かれていて面白い。

清国末期については、あまり興味を持ったことがなかったのだが、西太后、李鴻章、袁世凱の他にもいろんな人物がいたことに気付かされた。

先ず、日清戦争後、時の清国皇帝である光緒帝は、戊戌の変法を推し進めようとした。
戊戌の変法とは、1898年に、光緒帝の全面的な支持の下、若い士大夫層である康有為・梁啓超・譚嗣同らの変法派によって行われた政治改革運動である。
明治維新を模範としたものであった。
しかし、改革があまりにも急激であったため、西太后が、栄禄、袁世凱らとともに、武力をもって戊戌の変法を挫折させた(戊戌の政変)。
戊戌の政変までを舞台にしたのが、「蒼穹の昴」であり、戊戌の政変の後に、義和団事件が起こり、その後を舞台にしたのが、本作品である。

とりあえず、清朝末期の歴史に触れるという意味で読んでもいい作品かもしれない。

自分の評価
★★☆☆☆45点

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中国歴史アラカルト
読んだ本
書籍読了。 其の壱・終了

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プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
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