タヌキおやじの日々の生活 濱嘉之     

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濱嘉之「報復連鎖―警視庁公安部・青山望」を読破!!

これでもか~というくらいに雨が降るな~

警視庁公安部・青山望 報復連鎖 (文春文庫)警視庁公安部・青山望 報復連鎖 (文春文庫)
(2013/03/08)
濱 嘉之

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青山望シリーズの第1弾、第2弾を読んでいるので、惰性で読んだ感じである。
濱嘉之作品について厳しく指摘する目的をもって、読んだ次第。
例によって、事実関係が錯綜していて、理解しづらい。
この辺は、著者の頭の中で、整理がされていなくて、どうすれば、読者が理解しやすくて、すんなり入っていけるかが、わかってないのではなかろうかと思う。
ただ、元公安だけあって、警察、公安の捜査手法については、きわめてリアルである。
こんなことをやっているのかと。。。。
正義のためとはいえ、空恐ろしくなる部分もある。

内容の紹介(カバー裏面より引用)
『大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。
麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で狂暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復・・・。
日本社会の隙を世に問う、インテリジェンス警察小説シリーズ第3弾!』

きほん、濱作品においては、一つの大罪について究明していくという感じではなく、様々な犯罪が絡み合っているのを究明していくという構成が多い。
そのため、理解しづらいことこの上ない。
実際はどうだかは知らぬが、読み物としては、単純であるほうが、読者に親切だ。
本作では、中国が、日本の海洋資源と、原発技術をほしがっているということを取り上げているのだが、いささかそれらを結び付けるのが、強引ではないかと思う。
まあ、中国政府も日本でいろんなことをやっているんだろうけど。。。
なにせ、スパイ天国ですからね、日本は。

なんか、主人公がすごすぎて、窮地に追い込まれることが皆無である。
これも、濱嘉之作品に共通する。
どんなにできる人でも、必ず挫折があったり、困難があったり、それらのトラブルを乗り越えて結果を残しているのではなかろうかと思う。
そこらへんを書かないと、小説がいたずらに複雑になるばかりで、深みが出ないのではなかろうかと思う。

ただ、公安警察が、どんな方法で捜査しているかを知る上で貴重なのかなあと思う。

自分の評価
★★☆☆☆45点

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濱嘉之「列島融解」を読破!!

今日は選挙である。
行くべきか行かざるべきかそれが問題だ。

列島融解 (講談社文庫)列島融解 (講談社文庫)
(2013/03/15)
濱 嘉之

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かなり最近、刊行された文庫本みたいだ。
濱嘉之は、警察退官後、衆議院議員政策担当秘書を経験しているので、その時の体験を活かして書いた小説みたいである。
情報畑の人々や、警察官出身の人たちというのは、退官後、民間の職種につけるのかという疑問を抱くが、それなりに使い道があって、需要もあるのだということを本書を読んで知った。
東日本大震災後の、エネルギー問題について書かれた小説なのだが、かなり現実に則っていて、本書では民政党となっているが、民主党のことや、菅直人元首相のことなどをぼろくそにけなす内容となっている。
まあ、けなしたい気持ちはわかるが、首相を務めた人をあそこまで言うのはどうかと思うのだが。。。

内容の紹介(カバー裏面より引用)
『東日本電力社員を経て衆議院議員となった小川正人は、未曽有の大震災後、日本が直面するエネルギー問題に真っ向から取り組んでいた。
原発の行方と、代替エネルギーの可能性は、停滞した経済は復調し、安全は守られるのか。
日本自由党政権となり激動する政財界を見つめながら、この国のかたちを描き直す意欲作。』

まあ、濱嘉之は、本書を書くに及んで、エネルギー問題についてよく勉強しているなあと感じた。
スマートグリッドや欧米のエネルギー事情についてもよく調べてあると思う。
現在の世論もあるとは思うが、濱嘉之は、中国をはっきり敵と本書中で述べている。
しょせん、公安出身の人間というのは、世の中のものを敵と味方の二元論でしか見れないのかと思った。
おそらく、濱嘉之は、警察官として、秘書として有能な人であったであろうと思う。
しかし、グローバル化しつつある世界についての認識が甘いのではなかろうかと思う。
中国は、商売のお客様でもあり、商売のライバルでもあり、安全保障の仮想敵でもある。
北朝鮮などであったら、敵と断言しても良いと思うが、経済や文化、いろんなことが複雑に絡み合ってしまった両国の関係において、例えば、尖閣の問題で紛争が起こったりしたら、双方に損害をもたらすことは間違いない。
中国の体制を実体は社会主義でしかなく、日本、欧米の資本主義とは相容れないとする。
まあ、吾輩の見方からすると、中国の今の体制は、ナチスドイツなどの国家社会主義に近いと思われる。

エネルギー問題については、結局、原発で行くしかないという結論みたいだ。
著者の経歴からすると、難しいかもしれないが、もうちょっとスマートグリッドについて書いてほしかった。
まあ、イノベーションとかについては、不得意分野であるような気がする。

また、日本企業が工場を中国に移転するという場面があって、そのことをその社長が最終的に懺悔するという結末になるのだが、中国に限らず、海外進出は、企業が成長するうえで必須であろうと思う。
技術を守ることは必要だが、技術が高いところから低いところに流出していくことは、いかに知的財産で守ろうとも止めることはできない。
要は、いかに技術流出を遅らせながら、その間に、うまみのなくなった産業については整理統廃合し、新しい産業に資源を投入してイノベーションを起こして育てていくことが必要と思う。
なんか、吾輩から見ると、濱氏の見方は、近視眼的に見える。

しかし、政策を立案する上で、どのように政界が動いているかがリアルに描かれていて、興味深く読めた。
構成としても、今までの濱作品と較べて、単純でわかりやすい。
そのかわり、主義主張が激しくなっているような気もするが。。。。
著者が、右寄りの人であるということを念頭にしながら、読むべき本だと思う。
あくまでも、日本の公安は優秀だという主張は、今まで通りである。
これも差し引いて読む必要があると思う。

自分の評価
★★★☆☆55点

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濱嘉之「電子の標的―警視庁特別捜査官・藤江康央」を読破!!

雨が降ったり、晴れたり、忙しい天気だ。

電子の標的  警視庁特別捜査官・藤江康央 (講談社文庫)電子の標的 警視庁特別捜査官・藤江康央 (講談社文庫)
(2013/01/16)
濱 嘉之

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今度は、濱嘉之の公安物ではなくて刑事物である。
ただ、共通するのは、警視庁情報官シリーズと同じく、コンピュータやハイテク機器を駆使して、事件を解決していくというところと、主人公がおそろしくスマートでもてるというところだ。
ただ、ほかの濱作品と較べて、本作は、構成が単純で読みやすい。
そういう意味で、一連の濱嘉之作品とは、一線を画するといえるかもしれない。
また、主人公がえらい好色というところも、他作とは違うかもしれない。
この好色ぶりが非常に吾輩からするとムカつくのだが。。。(笑)

内容の紹介(カバー裏面より引用)
『警視庁捜査一課特別捜査室を仕切る藤江康央のもとに入った児童誘拐の一報。
大商社・日美商会の御曹司が攫われ、身代金二億円が要求されているという。
犯人グループは、どこかに必ず足跡を残している
―――偵察衛星、防犯カメラ、パスモなどデジタル情報を解析して誘拐犯を追い詰める、
新世代の科学捜査ドラマ誕生!』

Nシステムとか、防犯カメラの分析などは、警察でやられていると一般人でも知っていることだが、偵察衛星まで使用することがあるのかなあと思った。
日本の偵察衛星(情報収集衛星)は、内閣情報調査室の内閣衛星情報センターが防衛省の市ヶ谷駐屯地内で運営しているらしい。
そんなわけで、主人公の藤江は、警察官の身分で、防衛省内に入り、衛星情報に接するわけである。
まあ、実際にはどのように運用されているかは不明である。
一犯罪事件にまで使われることはあるのであろうか。

あと、犯人のアジトを押さえるときに、SATとSITが出てくるのも、本作の特徴である。
現実の事件においてもSITは、出てくる。
が、SATは、テロ事件など、重要事件でないと出動しないと聞いていたので、作品を面白くするために登場させたのかと邪推してしまった。

本作も、人気があれば、続編を出して、シリーズものとする予定なのだろうと思う。

自分の評価
★★☆☆☆45点

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濱嘉之「政界汚染―警視庁公安部・青山望」を読破!!

北海道旅行から帰ってきた。
北の大地は、己のちっぽけさを実感できるほど雄大であった。

政界汚染―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)政界汚染―警視庁公安部・青山望 (文春文庫)
(2012/03/09)
濱 嘉之

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久しぶりの濱嘉之作品である。
警視庁公安部・青山望シリーズの第二弾である。
相変わらず、ストーリーが複雑で難解である。
でも、リアルなのかなあ。
本書の主人公も警視庁情報官シリーズの黒田と同じようなキャラクターである。
ノンキャリ、独身、仕事ができる、スマート。
警視庁情報官シリーズと異なるのは、同期の仲間たちとともに悪を暴いていくという点である。

内容(カバー裏面より引用)
『次点から繰上当選した参議院議員の周辺で、次々と関係者が死んでいく。
ある男は右腕が川に浮かび、ある男は不自然な交通事故に――――。
警視庁公安部警部・青山望の前に現れたのは、選挙ブローカー、刀匠、中国人鍼灸師、暴力団・・・。
彼らが大きな権力の一点に結び付く。
徹底的にリアルさにこだわった文庫書き下ろしシリーズ第二弾。』

確かに、著者が公安出身で、リアルさにこだわったというだけあって、無理なところはあまりないように感じる。
だが、現実というのは、こんなに複雑なものなのかなあと考えてしまう。
世の中、よく分からないことは多々あるし、分からないことの方が分かることより多いのだが、それにしても現実は、もっと単純ではないかと思うのだ。
選挙違反に、中国への武器の不正輸出とか、スパイとかが絡んでくるのは、ちょっと強引すぎるのではないかと思う。
なんか読んでいて、だんだん謎が解明できたというスッキリ感がないばかりか、どんどん深みにはまり込んでいく読感を感じるのだ。
まあ、濱嘉之作品に共通して言えることだが。。。。
あと、著者は公安出身なので、日本の警視庁公安部は優秀であると、あくまでも持ち上げるのである。
古巣を褒めるのは悪いことではないと思うが、どんな組織でも長所短所があり、それを指摘するのも、外に出た人間の役目だろうに。。。
と、読んで思った次第。

自分の評価
★★☆☆☆45点

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濱嘉之「警視庁情報官 ブラックドナー」を読破!!

昨日は芯から凍える寒さであった。

警視庁情報官 ブラックドナー (講談社文庫)警視庁情報官 ブラックドナー (講談社文庫)
(2012/10/16)
濱 嘉之

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濱嘉之の警視庁情報官シリーズの最新作の文庫本が出たので購入したのであった。
本ブログでは、もっともPV数が多い警視庁情報官シリーズである。
濱嘉之は、主人公の黒田が率いる情報室を情報機関として位置付けているようだが、内実は、捜査機関に近いと感じる。
強いて言うと、犯罪にまつわる情報を収集し、分析する情報機関であろう。
ともあれ、シークレット・オフィサー、ハニートラップ、トリックスターに続いて、ブラックドナーである。
題名から、不正な臓器売買にまつわる小説であろうと推測がつく。

内容(カバー裏側より引用)
『旅行先のハワイで偶然、極盛会組長の宝田を認めた黒田純一。
体調不良と噂されていた宝田は、入国が禁止されているはずのアメリカで臓器移植手術を受けていた。
何かある―――臓器密売ルートを暴くため黒田はマニラへ飛び、部下はロスとアモイに潜る。
スケールアップした捜査に舌を巻く警察小説の進化形!』

今までの濱嘉之の作品と較べて、幾分、シンプルになっていると思う。
そのおかげで内容が分かりやすくなっている。
濱嘉之も作家として成功するためには、どうすればよいか研究したのかもしれない。
この作品では、濱嘉之の政治的主張が明確になっている。
まあ、やはり警察出身の人だなあと。。。。
佐々淳行などと思想は近いであろう。
それに、韓国、中国に対する敵意がむき出しにされているような気がする。
吾輩から見ると、若干、視野が狭いように感じるのだが。。。。
吾輩などは、経歴上、テクノロジーや産業の側面から見てしまうので、もうとてもではないけれど侮れる相手ではないし、特定の分野では、なかなか敵う相手でもないと感じるのだが。。。。

違法臓器の出所だが、ネタばれしてしまうと、中国なのだが、それがすごい内容となっている。
中国が法治国家ではないということについては、まったく同意なのだが、本当にここまでなのだろうかと。。。
こんなことを書いてよいのかということが書かれている。

昨今の世界情勢とそれに対する国民感情が反映されている作品である。
しかし、警視庁の有能さばかりを書いていて、先日の遠隔操作によるネット書き込みで誤認逮捕したような不祥事を考えると、どうも違和感を感じるところもある。

自分の評価
★★★☆☆60点

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Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
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