タヌキおやじの日々の生活 映画     

宮崎駿監督「風立ちぬ」を観る!!



久しぶりに映画館に映画を観に行った。
それもジブリの「風立ちぬ」。
従来のジブリファンからは、あまり受け入れられないであろうマニアックな作品である。

監督・原作
宮崎駿
出演者
庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎

内容
『大正から昭和にかけての日本が舞台。
群馬県に生まれた堀越二郎は、夢の中でイタリア人飛行機設計家のカプローニと邂逅し、航空機技術者を目指すようになる。
そして、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。
関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。
二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。』

公開前の去年から見たいと思っていた作品であった。
が、いろいろあって、観ることができず、最近、一段落ついたので、観てきた。
零式艦上戦闘機の設計主任だった堀越二郎の人生と、堀辰雄の「風立ちぬ」にもとづいて原作を作ったらしい。
喫煙シーンが多いという禁煙学会だったかのクレームとか、軍国日本を取り上げているという韓国の訳分からんクレームとか、いろいろとクレームが多い作品であったが、単純に二つを足して二で割ったというものではなくて、うまく、その時代と、航空設計者の仕事とか、恋愛とかが組み合わさって融合していると思った。
貧乏な日本が、欧米列強の航空産業に追いつこうと、軍事以外のほとんどすべてを犠牲にしていた時代。
それでも、人が大空を目指す原動力は、人間の夢であり、想像力だ。
また、結核という病気に邪魔されつつも、育まれていく二人の恋。
「生きねば」というキャッチフレーズには、その時代、時代を懸命に生きる人のみに共感できる響きが込められている。
ほんとに、おれは、おれの人生を生きねばならぬのだということを思い起こさせてくれた作品であった。
最後の方は、太平洋戦争を全く知らない人は、訳分からんだろうなと思った。
実際、吾輩の後ろに座ってた、カップルは、わけわかんない~って言ってました。

自分の評価
★★★★☆70点

関連記事
堀越二郎、奥宮正武「零戦―日本海軍航空小史」を読破!!

参考
風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)
(1951/01/29)
堀 辰雄

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ウォルフガング・ペーターゼン監督「Uボート」を観る!!

雪が解けない~
こんなに雪が解けずに残るのは、何十年ぶりではないかな。

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これも大ヒットした戦争映画。
Uボート(原題:Das Boot、英題:The Boat)で、1981年に公開されたドイツの戦争映画。
Uボートとは、ドイツが第一次世界大戦と第二次世界大戦でイギリスを海上封鎖するために使用した潜水艦のことである。

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
原作
ロータル=ギュンター・ブーフハイム
出演者
ユルゲン・プロホノフ、ヘルベルト・グレーネマイヤー

内容
『1941年秋、ナチス・ドイツの占領下にあったフランス大西洋岸の港から、Uボート「U96」が出撃する。
彼らに与えられた任務は、イギリスに対する通商破壊であった。
報道班員のヴェルナー少尉はUボートの戦いを取材するため、U96に乗り込む。
そして、孤独な哨戒航行、敵船団への攻撃と戦果、深海で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖、そして目の前に突きつけられた死に行く敵の姿・・・。
長い戦いに皆が疲れ、クリスマスには帰港できることを願うが、母国から届いた指令はイギリス軍の地中海要衝であるジブラルタル海峡を突破してイタリアに向え、という非情なものであった。
艦長、ヴェルナー少尉、そして乗組員たちの前には過酷な運命が待ち受けていた。』

かなり有名な戦争映画であると思う。
モデルはあるもののフィクションであるようだ。
原作者のブーフハイムは、戦時中にU96に同乗取材しており、本作の主人公艦もU96となっている。
また、艦長もモデルは、実在の人物であり、U96の艦長だったハインリヒ・レーマン=ヴィレンブロック大尉みたいだ。
ヴィレンブロック大尉は、戦争を生き延び、戦後は商船の船長を勤めているし、U96も戦争末期まで生き残っているので、本作はかなりフィクションであると言える。
本作でのU96と艦長は、非業の最期を遂げるが、モデルとなった艦と艦長は、かなり幸運な運命にあったと言ってよい。
1941年秋というと、日本が参戦するちょっと前くらいか。
この頃は、Uボートにとっては、その後よりは活躍しやすい状況であったのではないかと思う。
しかし、戦争に負ける運命にあるからだろうが、非常に悲壮な映画に仕上がっている。
確かに駆逐艦から爆雷攻撃を受ける恐怖の場面や、艦内の人間ドラマや、Uボートの乗組員の生への執着などは、上手く描写されている。
が、当時としては、戦争に負けることが分からなかったわけだし、それほどにも悲壮感があったのかなあと疑問に感じた。
後世の人間が、意図的に悲壮感があるものとして映画を撮ろうとしているような気もする。
はっきりしているのは、英米の戦争映画は、悲壮感がまったくなく、ドイツと日本の戦争映画は、悲壮感がありまくりということである。
まあ、心理的には分からないこともない。
話は変わるが、ウォルフガング・ペーターゼン監督は、この後に「ネバーエンディングストーリー」を制作するのだが、えらい異なった作品を「Uボート」の後に制作したもんだと思った。

自分の評価
★★★☆☆60点

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ヘンリー・キング監督「頭上の敵機」を観る!!

アベノミクスの期待感からか株価は急激に上がり続けてる。
期待が大きいだけに失望に変わった時が怖い。

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(2011/04/22)
グレゴリー・ペック、ディーン・ジャガー 他

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実家にあった戦争映画「頭上の敵機」を観た。
ヘンリー・キング監督による1949年のアメリカの戦争映画である。
第二次世界大戦の欧州戦線における米爆撃機部隊を舞台にしている。

監督
ヘンリー・キング
原作
バーン・レイ・Jr
サイ・バートレット
出演者
グレゴリー・ペック、ヒュー・マーロウ、ゲイリー・メイル、
ディーン・ジャガー、ポール・スチュアート

内容(DVDケース裏面より引用)
『第二次世界大戦のヨーロッパ戦線における実話に基づき製作され、のちにTVシリーズにもなった人間ドラマあふれる空戦映画の傑作。
個人と組織という現代社会にも通ずるテーマで描かれた本作は、1949年度のアカデミー賞において助演男優賞(ディーン・ジャガー)と録音賞に、また翌年のNY批評家協会賞の男優賞(グレゴリー・ペック)に輝いている。
1942年、アメリカ空軍第918爆撃隊は、イギリスのアーチベリー飛行場を拠点にドイツ軍の軍需基地を攻撃。
多数の犠牲者を出した親友の指揮官に代わって任に就いたサヴェージ准将の厳しい規律は、隊員の反発を招く。
しかし常に先頭機で指揮をとる彼の姿に、やがて部隊に連帯感が生まれ・・・。
空中戦シーンには、軍による当時の実写フィルムも使用。
死と隣り合わせの空軍兵たちと、彼らを指揮する上官の苦悩を見事に描いた名作。』

かなり有名な戦争映画であると思う。
主演のグレゴリー・ペックという人もちょっと昔の人だったら知ってる有名な人らしい。
組織を活性化させて成果を出させるために、組織を構成する個人をどのように扱うかという点で非常に興味深く観れる作品である。
ビジネスやチームスポーツなどにも共通するテーマではないかと思う。
公開されたのが1949年、戦争が終結してすぐである。
そのため、B-17爆撃機がふんだんに使われているが、機材には困らなかったものと思われる。
まあ、戦闘そのものより部隊運用に主眼が置かれていると言ってよいのではないかと思う。
戦闘もかなり出てくるのだが、第918爆撃隊が、サヴェージ准将の指導のもとで成長していく姿が描かれる。
戦争における指揮官とは、まあストレスに絶えず晒されている存在なのだろう。
タフな人でないと勤まらないことは確かだ。
日本では、ボトムアップ型のリーダーが多いが、欧米では、トップダウン型のリーダーが多いと言われる。
本作品でも、サヴェージ准将は、典型的なトップダウン型のリーダーを演じる。
でも、なんだかんだ言って、アメリカ軍は、恵まれていたのだなあと思う。
日本軍なんかでは、死ぬまで戦わされて、帰国できるのは戦死した時だもの。。。
まあ、白黒であるが、戦争映画が好きな人にはお薦めである。

自分の評価
★★★☆☆60点

関連記事
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犬童一心・樋口真嗣監督「のぼうの城」を観る!!

この映画を観終わった後、駅前で小泉進次郎が演説をしていた。
幾分嫉妬も混じっているが、特段、何をしたわけでもない若者をもてはやし過ぎるのではと思った。



現在上映中の映画「のぼうの城」を観にいってきた。
豊臣秀吉の北条征伐で唯一落城しなかった忍城攻防戦を題材にした映画である。

監督
犬童一心、樋口真嗣
原作
和田竜
出演者
野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、
山田孝之、平岳大、市村正親、鈴木保奈美、佐藤浩市

あらすじ
『周囲を沼に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。
成田氏長が城主をつとめる武蔵国の城である。
一方、成田氏一門の長親は、領民から「のぼう様」と呼び親しまれる人物であった。
ときに、天下統一目前の豊臣秀吉は、成田氏が仕える北条氏の小田原城を落城させんとしていた。
氏長は、北条氏に従うように見せかけ、裏で豊臣側への降伏を内通し、籠城作戦に参加していた。
石田三成は忍城に戦を仕掛けんとする。
城はすぐに落ちるはずだった。
だが、軍使長束正家の傲慢な振る舞いに怒った総大将・長親は「戦」を選択した。
氏長より降伏を知らされていた重臣たちは、初め混乱するが覚悟を決め、かくて忍城戦は幕を開けた。』

原作を読んでいたので、映画を観る前からあらすじは分かっていたのだが、まあまあの出来だったのではないかと思う。
意外に、石田三成を演じる上地雄輔の演技が様になっていて驚いた。
上地君というとおバカキャラで通っているので、キレ者である石田三成を演じられるのかなあと思っていたのである。
それに、忍城側の将の一人、正木丹波を演じる佐藤浩市が光っていた。
漆黒の魔人、カコいいです。
男が惚れる男である。
しかし、意外に山田孝之が演じる大谷吉継がいまいちだったなあと感じた。
この人は、関ヶ原で三成を助けて西軍側最後の奮戦をした人物なのでもうちょっと工夫が欲しかった。
正木丹波は、戦後、忍城近くに寺を開基して、僧侶になったということを知った。
忍城攻防戦で活躍した人であったのなら、いくらでも仕官の口があったであろうに、仕官しなかったというのは、それほど忍の地に愛着があったのであろうか。
それに、他の柴崎和泉守にしても、酒巻靱負にしても、それ以降の消息が分からない。
いずれも仕官には困らなかったはずである。
籠城した人々の記録がほとんどないのが残念である。
ともあれ、原作を読んだ人でも十分に楽しめるし、読んでない人は当然楽しめる作品であると思う。

自分の評価
★★★☆☆60点

関連記事
和田竜「のぼうの城」を読破!!
城郭シリーズ第11弾『忍城』

参考
のぼうの城 通常版 [DVD]のぼうの城 通常版 [DVD]
(2013/05/02)
野村萬斎、佐藤浩市 他

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ガイ・ハミルトン監督「空軍大戦略」を観る!!

このところ、イギリスの戦争映画が続く。

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(2012/09/05)
ローレンス・オリビエ、マイケル・ケイン 他

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実家にあった映画「空軍大戦略」を初鑑賞する。
ちなみに、1969年に公開のイギリス映画である。
第二次世界大戦中のバトル・オブ・ブリテンを題材にしている。

監督
ガイ・ハミルトン
出演者
ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、クリストファー・ブラマー、クルト・ユルゲンス

あらすじ(DVDケース裏面より引用)
『1940年夏、ヒトラーとチャーチルの交渉は決裂。
ドイツはイギリスに対して激しい爆撃を開始した。
イギリスは断固抗戦を宣言するも、2500機を有するドイツ空軍相手にわずか600機のイギリス空軍の劣勢は明らかだった。
その上、数々の”撃墜王”を生み出した「ドイツ飛行部隊」を迎え撃つイギリス空軍パイロット達の経験は浅く、その技術の差は歴然としていた。
大敗必至かに見えた英国軍は決死の巻き返しを図るが・・・。』

バトルオブブリテンは、イギリス人にとっては、日本人にとっての日本海海戦とか真珠湾攻撃に匹敵するぐらいの戦いであるらしい。
吾輩も「坂の上の雲」の東郷ターンの場面を観た時は、胸にじーんと来るものがあったが、きっと、イギリス人は、この映画を観て胸にじーんと来るのであろう。
登場するのは、スピットファイア、ホーカーハリケーン、Bf109、Ju87、He111なのだが、その中でもJu87以外は、実物が使用されている。
もっともBf109は、スペインで使用されていたもので、そのエンジンはオリジナルではなくイスパノ・スイザ製のものに換装されているが。。。。
実物が使われているので迫力満点である。
おぉ、第二次世界大戦の空戦とは、こんな感じであったのかと。。。。
しかし、実際のバトルオブブリテンでは、Bf110も実戦投入されているはずなのに、これは登場していない。
実戦では役立たずだったので登場させなかったのだろうか。
残念である。
しかし、東京大空襲での日本軍との違いは、指揮系統が確立しているか否かとレーダーがあってそれを上手く使ったかどうかだなあと思った。
日本の場合は、海軍と陸軍がバラバラに戦ったし、レーダーの技術も心許なかった。
最終的に勝った国というのは、明るい戦争映画が作れていいなあと思わせてくれる作品である。

自分の評価
★★★★☆70点

参考
英独軍用機―バトル・オブ・ブリテン参加機の全て (光人社NF文庫)英独軍用機―バトル・オブ・ブリテン参加機の全て (光人社NF文庫)
(2003/04)
飯山 幸伸

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※写真は、Bf110である。

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プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
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