タヌキおやじの日々の生活 2013年11月     

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清水昇「江戸の隠密・御庭番」を読破!!

江戸の隠密・御庭番江戸の隠密・御庭番
(2009/09/19)
清水 昇

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著者の清水昇氏の名前は、本書を読んで初めて知ったのだが、あまり知られた作家ではないように感じるものの、作家としてかなり力のある方だと思った。
本書は、江戸初期から幕末までの隠密・スパイについて書いた本である。
役割としては、敵方の内情を知るスパイや、大名の不正や内情を知るスパイや、幕臣の不正を調査するスパイの役目などがあって、今でいうと、検察、公安、内閣情報調査室の役目に相当したりするんだろうかと思った。

目次
はじめに
序章 忍者の衰退と公儀隠密の登場
第一章 徳川家に仕えた忍者の子孫と隠密
 旗本になった忍者の子孫
 幕府や幕閣の隠密
第二章 「忠臣蔵」の隠密
 旧家臣による仇討までの隠密行動
第三章 御庭番の登場
 紀伊藩主吉宗、第八代将軍に就任
 薬込役から御庭番に就いた十七家の家筋
 御庭番別家、九家の成立
 隠密活動の実際
 御庭番の出世
第四章 事件と隠密活動
 事件の探索と内偵
 幕末維新期の隠密
主要参考文献

徳川の幕臣となった伊賀・甲賀の忍者たちが忍者として活躍したのは、三代将軍家光の頃までみたいだ。
それ以降は、単なる城の警護係りとなってしまって、技能を失ってしまったらしい。
なので、その後は、隠密と言われる、忍術などは駆使しないものの、いろいろな職業の者に扮して各地を探索したり、内偵したりする人たちが現れた。
伊賀・甲賀の忍者の末裔たちでも、かなり出世した人たちがいて、幕末にも名前がちらほら出てくるような人もいるみたいだ。
その一方で、紀州藩では、伊賀忍者がその技能を継承していて、吉宗が将軍となった時に、彼らを江戸に連れてきて、御庭番としたらしい。
御庭番の活動内容とかその手法というのは、今では、分からないものの、その活動によって明らかになったものは多く、著者は、どのようにしてやったのか驚きの念を隠していない。
吾輩が思うに、日本という閉ざされた島国の地勢上、仕方がないことかもしれないが、現在、日本の公安は優秀だという一方で、インテリジェンスが弱いと言われているが、内側の世界を監視したり、探ったりすることは得意だけど、外側の世界を監視したり、探ったりすることは苦手なんだろうなと思う。
外側の世界を知るためには、そこに住む人々の言語や文化を理解して習得しなければならないからだ。
本書では、江戸初期から末期までさまざまな人をそれぞれ取り上げて、紹介している。
隠密と言えども、いろんな人がいるんだなと思わされた。
本書を読んで、吉宗が設立した御庭番が、日本国初めての情報機関といってよいのではないかと思った。
まあ、情報収集機関であって、インテリジェンスを生み出す情報分析機関ではないと思うが。。。
ともあれ、江戸期の隠密がどのように活動したかを知る上で入門書としてよいのではなかろうかと思う。

自分の評価
★★★☆☆60点

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Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
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現在、日本百名城攻略中!!
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「はやきこと風の如く、
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