タヌキおやじの日々の生活 指昭博「はじめて学ぶイギリスの歴史と文化」を読破!!     

指昭博「はじめて学ぶイギリスの歴史と文化」を読破!!

はじめて学ぶイギリスの歴史と文化はじめて学ぶイギリスの歴史と文化
(2012/07)
指 昭博

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イギリスの歴史の入門書といってよいだろう。
イギリスの歴史が大まかにわかる。
我輩は、イギリスから帰ってきた後に読んだが、行く前に読むとよい本だと思う。

内容の紹介(カバーより引用)
『イギリスってどんな国でしょうか?
その歴史をひもとけば、いま私たちが生きている世界や日本にたいする理解がさらに深まるかもしれません。
本書は、中世~近現代のイギリスを一冊で理解できる入門書。
時代順の通史で主要な流れがつかめるとともに、ファッションや食、音楽や宗教など、数々の魅力あふれるトピックも盛り込み、読者を豊饒なイギリス史の世界へいざないます。』

目次
第Ⅰ部 中世キリスト教文化の時代―十五世紀まで
 第1章 中世の政治と社会
 第2章 中世の文化
第Ⅱ部 ルネサンスからバロックへ―十六~十七世紀
 第3章 近代社会の幕開け
 第4章 ルネサンスとバロックの文化
第Ⅲ部 エレガンスの時代―十八世紀
 第5章 帝国と工業化
 第6章 近代イギリスの社会構造
 第7章 ジェントルマン文化の開花
第Ⅳ部 繁栄の光と影―十九世紀
 第8章 ヴィクトリア時代の政治と社会
 第9章 市民社会の文化
第Ⅴ部 落日の残照―二〇世紀
 第10章 二度の大戦
 第11章 大衆文化の時代

イギリスの歴史というのは、二千七百年前からブリテン島の外から次々に異民族がやってきて住み着き、一部では同化しながら、一部では共存しながら発展しているものであるようだ。
その点、二千年前に弥生人という人々がやってきて、それ以降、新しい血がほぼ入っていない日本とは、同じ島国でもかなり異なる。
まず、紀元前七〇〇年ごろにケルト人がブリテン島に渡ったことが分かっているそうだ。
ケルト人というのは、今のスコットランド人やウェールズ人、アイルランド人の祖先だった人であると思われる。
しかし、ストーンヘンジの遺跡は、ケルト人より前の人々のものであるので、当然、ケルト人が来る前も、他の人種の人々が住んでいたみたいだ。
そして、紀元前五〇年ごろに、あの有名なユリウス・カエサルがブリテン島にやってくる。
イギリスのインテリは、この時からイギリスの歴史が始まったと思っている人が多いようである。
まあ、文字としてイギリスが歴史に登場したのはこれが最初だからであろう。
まあ、ローマ人が文明をイギリスにもたらしたと。。。。
そのせいか、イギリスの博物館は、ローマ関係の展示に力を入れている。
そして、五世紀にローマ人がブリテンを放棄するまでローマ支配が続き、その後は、アングロ・サクソン人の襲来が続く。
これもややこしいのだが、現在のドイツ北岸、南部よりグレートブリテン島に侵入してきたアングル人、ジュート人、サクソン人のゲルマン系の3つの部族の総称であるそうな。
サクソン人というのは、現在のザクセンにいた民族だそうな。
まあ、イギリスを支えるアングロ・サクソン人は、ライバルであるドイツ人と根は同じであるわけだ。
このとき、七王国といって七つの王国が割拠する状態であった。
九世紀になると、今度は、ヴァイキングの襲来が始まる。
ヴァイキングというのは、ノルマン人と呼ばれる人のことだそうな。
スカンディナヴィアおよびバルト海沿岸に原住した北方系ゲルマン人のこと。
そのヴァイキングの一派のデーン人というのは、現在のデンマークに住んでいた人々らしい。
ノルマン人のなかでも、フランスのノルマンディー地方に襲来して住み着いた人々が、イギリスの南部を領有するようになる。
これがイギリス王室のノルマン朝の始まりだそうな。
このノルマン王族は、はじめは、フランスのノルマンディー地方が本拠だったものの、次第にフランス王によってフランスの方の領地を削られ、ついには、ブリテン島の方が本拠になったと。
そして、ブリテン島の大部分を征服したノルマン人がウィリアム征服王だそうな。
それが11世紀中ごろのこと。
14世紀になると、イギリス王がフランス領に持っていた領土をさらに取られそうになったので、フランスとの間で百年戦争がおこる。
当初は、イギリス優勢であったが、有名なジャンヌ・ダルクの登場で、フランスが勝利することになる。

話は変わるが、ブリテン島の主役の変遷をみると、ケルト人、ローマ人、アングロ・サクソン人、ノルマン人という流れである。
アングロ・サクソン人にしろノルマン人にしろゲルマン人であるわけで、ややこしいことこの上ないが、まあ、要するに、ゲルマン人のなかのいろいろな部族が、たくさん移動しまくって、征服と移住を進めていたわけである。

百年戦争の後に、エリザベス女王が登場したりして、植民地を増やしたと。。。
17世紀になると、王党派と議会派の内戦が始まり、クロムウェルの登場によって議会派が勝利する。
ちなみに、イギリスの議会の始まりは相当に古く、11世紀とか12世紀ぐらいにそのはしりみたいのがあったみたいである。
反動によって、クロムウェルの死後、いったん、王政に戻るものの、すぐに議会制に戻る。
このとき、無血によって革命がなされたので、名誉革命とイギリス人は名付けた。
このとき、無血でもほかのことでたくさん血を流しまくってるじゃんという印象を抱く。
これで、名誉革命であったら、日本の明治維新なんて超名誉革命と呼んでよさそうだ。
その後は、ナポレオン戦争に勝利し、インドや世界各地に植民地を増やし、二つの世界大戦に勝利した。
行ってみて、これを読んで思ったのは、イギリス人というのは、超現実的な人々であるということだ。
そのせいか、いろんなものを超リアルに再現する。
例えば、ヴァイキングの集落であったり、第一次世界大戦の塹壕のジオラマであったりと。。。
かれらが、皮肉や風刺好きなのもきっとその現実的性向がなすのであろうと思われる。
まあ、バランス感覚にもかなり長けていると思われる。
ただ、芸術的センスは、どうなのだろうと思った。
芸術というのは、ある意味狂わないとできないように感じるのである。
イギリスの美術館や博物館でよいと思ったイギリスの美術品は、だいたいジャポニズムの影響を受けていたり、中国のものであったりというようなことが多かったように感じたのである。
我輩はであるが。。。
まあ、本書、イギリスのことを大雑把に理解するのには良書と思った。

自分の評価
★★★★☆70点

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
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