タヌキおやじの日々の生活 イギリス語学留学記(まとめ)     

イギリス語学留学記(まとめ)

イギリス語学留学記(十週目)の続き。

日本人のコミュニケーション能力は他国人と比べてかなり低い。これは確かだ
ブラジル人にしろポルトガル人にしろ韓国人にしろ文法とか発音とか単語とか日本人より知らないけれど日本人よりコミュニケーションを取れる。
これは、日本の教育が読みを重視していたためであろう
このことには、かつては合理的だった理由があると思う。
なぜ日本の教育が読みを重視しているかというと、蘭学以来、日本では蘭書とか外国文献を解読することが重要だったからだ。
また、海外の生徒は、知識の8~9割を生活に活かしているように感じた。
それに対して、日本人は、学校で得た知識の3~4割しか、下手すれば、それさえも、使ってない感じだ。
語学学校の生徒だけを比較するのはどうかとも思うが。
また、日本では、甘えと甘やかしの関係が強い。
リカルドなどは、一見、おちゃらけているようで他人への甘えなどはない。タチアナ然り、サミー然りだ
日本人女性の誕生会で感じたのだが、日本人が群れたがるのは、自分に自信がないこと、自立していないこと、失敗を極度に恐れていることなどが挙げられると思う。
外国に出てしまうと、日本国内で通用した甘えなどは通用しない。
その一方、日本のサービスは世界一と言えるであろう。
それが、従業員の過剰労働に支えられていたとしても。
また、日本人が自分の家に客をもてなす時は、最大限の待遇を持ってするが、少なくともイギリスではそんなことはない。
また、イギリス人は古いものを大事にする
ただ、日本人みたいに古いものをピッカピカに綺麗にしたりはしないようだ。
日本ではゴミが落ちていることや落書きは少ないがロンドンやローマでは普通だった。
日本の都市はかなり清潔だと思う。
また、ゴミの処分についても英国と比べて日本はかなり分別していて、再利用をよく行っているようにみえる。
この点は、日本は誇っていいのかなあと思う。
要するに日本の誇るべき点はつまらないかもしれないけど勤勉さと職人芸かもしれない。
あと、教育レベルが平均して高いこともあると思う。
また、通勤電車の中とかは、日本の様子と同じだ
スマホをいじっている人が多いし、なんとなく様子もおんなじだ
ただ、いろんな人種の人々が混ざり合っているという意味で、ロンドンと東京などは、明らかに違う。
東京は、日本人の割合がかなり高い。
イギリスはかなり移民を受け入れているようだ
日本でも将来おそらく必要なのだろうが、かなりハードルが高いだろう。
日本でははるか昔に混ざり合って今ではかなり均質になっているのに比べて、イギリスでは、ケルト人、ローマ人、アングロサクソン、ノルマン人がきて、移民というか外からの人を受け入れるような文化があるように感じた。
スコットランド人とイングランド人が未だに分かれているのは、日本でいうと、縄文人と弥生人が分かれていれば、それに近いのか?
ロンドンで日本人というと、外国人と交わらない、日本人同士で固まる、授業中に発言をしないというイメージがあるようだ。
正直言って、語学学校で一番しっかりしていなくて精神年齢が低いのが、日本人(特に女の子)であったように感じた。
日本が世界第三の経済大国であるという妬みとそこらへんの日本人の弱点とで日本人を馬鹿にしているような外国人もいた。
まあ、ある意味人間力が試される状況であると言えると思う。
日本のサービスは世界一なので、サービスの違いに戸惑うし、ホームステイ先での食事はそんなに合うものではないし、気候は、日本よりかなり寒いし、曇りや雨の日が多い。
また、言葉の壁もある。
それから、意外とイギリスの人たちは観光客が嫌いなのである。
かれらは、コミュニケーションが取れないことを非常に嫌がる。
日本にいる日本人が外国人に話しかけられるのを嫌がるのと同じだ。
その一方で、移民を大量に受け入れている。
このことは、保守党、労働党の両方のコンセンサスであるようだ。
我輩から見ると、かれらは一緒に住んでくれる人々を大事にして、観光客のプライオリティは低くしているように感じた。
これは、日本とは真逆だ。
このことは、物の値段の付け方にもあらわれている。
観光客向けの物の値段は、住民向けよりかなり高く設定されている。
ロンドンでは、知らない人は損をするようにしているように感じた。
例えば、特急券の買い方にしろ、インターネットで事前に買っておけば、半額以下で買えることがあるわけである。
これと似たようなことは、ロンドンのいろんなところで感じた。
みんなチェーン・ファーストフード店で昼ご飯を買っていたが、セインズベリーとかのスーパーマーケットで買った方がいいと感じた。
また、なかには、温かいタッパーに入った弁当を売っているところがあるので、それを買うと冷たいものばかり食べて体を壊すことがないと思う。
まさにサバイバルである。

また、日本人のなかには、遊びで来ていて当てが外れた感じの子たちもいた。
ロンドンに来る前に留学体験者の話で日本人は群れていて留学に行ってもほとんど英語を話さないと聞いていたが、これは半ば当たっていると思う。
その一方、少数だが、一人で外国人とまじりあい、友達をたくさん作っている人たちもいた。
まあ、我輩が見るところ、外国人でイギリスでやっていけるのは8割くらいなのに対して、日本人では3割~5割くらいではないかと思った。
なんか、一年間だとか半年だとか留学するのにしても、とりあえず一カ月とか二カ月留学してみて、自分ができると思ってから一年とか留学した方がよいように感じた。
いきなり、何の準備もせずに一念発起して一年留学するのはリスクが高い。
ただ、イギリスに来て、日本人と全く接しないのもどうなのかなあと思うのである。
結局、日本に帰った後も、頻繁に会えるのは、日本人だし、つながりは大事にすべきと思う。
できらば、外国人の友達(かたちばかりの友達を除く)がたくさんいる日本人と仲良くすべきであろう。

気になったのは、イギリスの家屋の構造だ。
きほん、四方を通りで囲まれている区域をブロックというが、その四辺に沿うように家屋が建てられていて、四角形の中は中庭になっている。
日本では、庭を外に人にみえるように配置するが、あくまでもイギリスでは庭は自分たちが楽しむものであるようだ。
京都とかの町屋の構造に似ているのかなあと思った。
また、イギリスでは水がかなり貴重だ。
我輩のホームステイ先でも、少ししかお湯を使わせてくれなかった。
食事とシャワーと暖房は日本人留学生がストレスを感じる要因であろう。
もちろん言葉もであるが。。。

我輩は、留学先で日本人をみていて、日本人ダメだなとの感想を抱いたのだが、帰ってきてよくよく考えてみると、そんなわけはないと思うのである。
ダメな民族が世界第二の経済大国にまでなるわけがないのである。
おそらく、もともと内気な国民性とか鎖国で外国人との接触がなかったことに加えて、ここ二十年の教育崩壊のため、甘やかされて弱い人間が多くなったということはあると思う。
また、一方的な教育やテレビなどの一方的なマスメディアのためコミュニケーション能力が低い人間が増えていることもあると思う。
確かに、現況は好ましいものではないと思う。
が、文法に強いとか文章力ではそれなりのものを持っているのではないかと思う。
で、思ったのは、学んだ知識を実生活に活かすような教育をしなければならないということだ。
また、子供や女の子を甘やかすのはやめるべきであろう。
あまやかすのと優しくするのとをはき違えている人が多いように感じる。
それから、一方的な授業とかではなくて、アクティビティとかを多用した双方向の授業にすべきと思った。
また、英語の教育をリーディングや暗記からリスニングやスピーキングややりとりに比重を移すべきであろう。
たぶん、全体的に、日本人の英語の実力は低かったように感じたが、実はポテンシャルは非常に高かったのではなかろうかと帰ってきて思うのである。
なぜかというと、我輩自身、英語力が低いと感じていたが、テストではそれなりの実力があったし、チャットとかやりとりをすると、かなりのちゃんとしたやりとりができるからである。
まあ、楽天的に真剣にのぞめば、語学留学というのは、それなりの収穫があると思う。   おわり

関連記事
イギリス語学留学記(一週目)
イギリス語学留学記(二週目)
イギリス語学留学記(三週目)
イギリス語学留学記(四週目)
イギリス語学留学記(五週目)
イギリス語学留学記(六週目)
イギリス語学留学記(七週目)
イギリス語学留学記(八週目)
イギリス語学留学記(九週目)
イギリス語学留学記(十週目)
イギリス語学留学記(まとめ)

参考
イギリスの歴史が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫)イギリスの歴史が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫)
(2012/04/17)
歴史の謎を探る会

商品詳細を見る


ポチっとお願いしますm(_ _)m
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
コメント、トラックバック、相互リンク、大歓迎です。

サイト内検索

日本百名城のインデックス

百名城インデックスへ

百名城以外のインデックス

百名城以外インデックス

博物館などのインデックス

博物館などのインデックス

タヌキおやじの足跡

タヌキおやじの足跡

※本ブログにおける訪問した場所の記事とグーグルマップを関連付けたホームページです。

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

月別アーカイブ

ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 その他趣味ブログへ blogram投票ボタン

広告・宣伝

whiteheights-banner3.jpg

QRコード

QR