タヌキおやじの日々の生活 吉村昭「陸奥爆沈」を読破!!     

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吉村昭「陸奥爆沈」を読破!!

陸奥爆沈 (新潮文庫)陸奥爆沈 (新潮文庫)
(1979/11)
吉村 昭

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司馬遼太郎作品を読み尽くし、塩野七生作品を読み尽くし、山本七平作品を読み尽くし、今度は、吉村昭作品を読み尽くそうかと思ってる今日この頃である。

吉村昭の「陸奥爆沈」とは、太平洋戦争中に謎の爆沈をした戦艦陸奥について書かれた本である。
なぜ、自分が、この本を読むことにしたかというと、薄くて読みやすそうであったからである。
それにしても、陸奥爆沈なんて、マイナーな題材である。
しかし、読んでみると、マイナーな題材であるにも関わらず、陸奥爆沈にまつわる人間のドラマがあって、なかなか面白かった。

吉村氏は、軍艦には、興味がないと書きつつも、軍艦を題材にした作品を数多く執筆している。
軍艦にまつわる人間のドラマに興味があるらしい。

ともあれ、話は変わるが、戦艦陸奥とは、戦艦長門の同型艦であり、戦艦大和が就役するまでは日本海軍最大の戦艦であった。
ちなみにこの軍艦(ウィキペディアより引用)。
Mutsu.jpg

陸奥が爆沈したのは、昭和18年6月であり、山本五十六連合艦隊司令長官が戦死した後、マリアナ沖海戦の前である。
主力が戦艦から空母に移りつつあるものの、戦艦を失うことが日本海軍にとって非常に大きい打撃となる時期である。
この本では、陸奥が爆沈してから、日本海軍が潜水夫を動員して、その原因を調査し、分析するところが書かれている。
潜水夫を動員した調査についても詳細に書かれていて興味深い。
三番砲塔弾薬庫が爆発したことによって、陸奥が爆沈したことまでは分かったところで、世界中の軍艦の爆沈事故について書かれている。
日本海軍では、日露戦争で活躍した戦艦三笠の爆沈事故などが有名である。
それらの原因として、火薬の自然発火の他にも、乗組員の放火、または、過失によるものが多くあるそうである。
なかには、乗組員が、自分が犯した窃盗を隠すために放火して、軍艦を沈めたようなこともあったらしい。

そこで、陸奥爆沈についても、火薬の自然発火の可能性が低いという分析結果が出て、乗組員による人為説が有力になる。
そして、行方不明となったある二等兵曹への疑惑が浮かび上がったのであった。

この本を読んで、軍艦といえども、人間が集まって動かすものである以上、いろいろなイレギュラーが発生するのだなあと思った。
ミステリーとかに興味のある人でも面白く読めるかもしれないと思った。

自分の評価
★★★★☆75点

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