タヌキおやじの日々の生活 和田光弘「大学で学ぶアメリカ史」を読破!!     

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和田光弘「大学で学ぶアメリカ史」を読破!!


とりあえず、世界各国の歴史について幅広く知っていこうと思い立ち、手始めにアメリカ合衆国の歴史について書いた本を読んでみた次第。
外国の中では身近な国だが、意外とその歴史については知らないものだ。

内容の紹介(カバーより引用)
『先住民の世界から植民地時代、建国、幾度の戦争を経て現代まで、アメリカ合衆国の壮大な歴史をたどる最新の概説書。
丁寧な解説、豊富な図版や史料によって、当時の社会を想像し楽しみながら歴史の流れをつかむと同時に、アメリカ史を読み解くための基礎知識が得られる。アメリカ史初学者、必携の書。』

目次
はじめに
第1章 先住民の世界
第2章 植民地時代
第3章 アメリカ独立革命
第4章 新共和国の建設
第5章 市場革命と領土の拡大
第6章 南北戦争と「再建の時代」
第7章 金ぴか時代から革新主義へ
第8章 第一次世界大戦と黄金の1920年代
第9章 ニューディールと第二次世界大戦
第10章  第二次世界大戦後から1970年代までの内政と社会
第11章  冷戦とアメリカ外交
第12章  1980年代から21世紀へ
アメリカ史を学ぶためのウェブサイト・文献案内

かなり重要なことだが、アメリカには今日、インディアンと呼ばれる先住民がいて、かれらの歴史があったということだ。
15世紀末にヨーロッパから移住者が到来するまで、1万年以上の間、先住民によってアメリカ大陸の歴史がつくられていた。
そして、それから、ヨーロッパからの移住者との争いや彼らが運んできた疫病のために、インディアンたちは、劣勢を強いられ、人口が激減し、部族によっては滅びたり、居住地に押し込められたりすることになった。
はじめに、北アメリカに植民したのは、スペイン人であった。
主に、フロリダなど東海岸の南部であったようだ。
1600年代になって、イギリス人がやってきて移住し始める。
これは、イギリスがスペインとの戦争に勝ったことが原因であるようだ。
また、フランス人もやってきたと。
フランス人は、現在のカナダ、要するに北方から植民し始めたみたいだ。
ただ、北アメリカのフランスの植民地は、その後、イギリスに全部分捕られる。
イギリス植民地の移住者たちは、はじめはイギリス人としてのアイデンティティをもっていたが、イギリス本国がフランスとの戦争の戦費を支払うために、植民地への課税を強化しようとすると、アメリカ植民地では、反発が広まった。
代表なくして課税なしというやつである。
植民地の人々は、代表をイギリスの国会に送れないのになんで増税されるんだという不満を持ったわけである。
そして、イギリスの失政のために、アメリカ植民地の人々の不満が爆発し、1776年に独立宣言はなされる。
このあたりは、まあ、あれだろう、日本でいうと、スペースノイドが独立しようとするアニメ「機動戦士ガンダム」の世界感に影響を与えているだろう。
そして、初代大統領となるワシントンが指揮する大陸軍は、最終的にはイギリス軍を撤退させることに成功する。
独立を果たしたばかりのアメリカ合衆国は、現在の合衆国の東海岸側と内陸部の13州であったようだ。
その後、19世紀中頃までに、メキシコやスペインやイギリスの領土または植民地を奪っていき、ほぼ、現在のアメリカの領土となる。
独立の原動力となる大陸軍は、民兵が主体であった。
だから、アメリカは、市民が武装することにこだわるわけである。つまり、武装する権利であると。。。。
むかし、アメリカで日本人が誤射され死亡した事件があって、アメリカ社会は病んでいるという日本の意見が多かったが、このような歴史的背景があることも考えなければならないであろう。
刀狩りなどの武装解除によって、ほぼ丸腰になった日本の市民とは、異なるものと考えた方がよい。
連邦派と共和派の政党あらそいがあった。
連邦派は、連邦政府の権限を強化しようとし、それに対し、共和派は、州の権限を強くしようとした。
その後、共和派が多数を占めて、党派争いはなくなるが、しばらくすると、ホイッグ党と民主党の二大政党制になる。
そして、西海岸に達したアメリカは、海外に目を向けるようになり、日本に艦隊を派遣したりするようになるわけである。
このへんが西部開拓時代というやつであろう。
南北戦争の前に、民主党は分裂し、その一方から、いろいろなごたごたを経て、現在の共和党が誕生する。
ここらへんは、有名な話だが、南部はプランテーションが発達していて労働力として黒人奴隷を使用していた。
それに対して、北部は工業が発達していた。奴隷制度に対する批判が高まっていき、奴隷制度を廃止しようとする共和党のリンカーンが大統領に就任した時に、南部の州は分離を宣言して、南北戦争が始まる。
ただ、当初のリンカーンの主張は、南部の奴隷制維持であったようだ。
当初は、南軍優勢であったが、次第に北軍優勢となり、最終的には、北軍が勝利する。
黒人が軍隊で戦力となり、また、国会議員となったりと。。。。
ここらへんは、古代ローマ帝国が領土にした国の人間を元老院議員にしたことと似ているのかと思う。
その後も、アメリカは、様々なマイノリティを受け入れ、たくさんの騒動を起こしながらも、自国民としていくというステップを踏んでいる。それが中国人だったり、日本人だったりと。。。
日本の日清戦争後に、アメリカは、海外の植民地獲得に乗り出している。
その過程でスペインとの米西戦争がおこる。スペインとかメキシコと戦争をして領土を拡大するというのがアメリカの領土拡大のパターンであるような気がする。
メキシコもスペイン系の国である。
中国に進出するために、ハワイ・グアム・フィリピンという進出経路を取った。
先に日本が中国(満州など)に進出したために、アメリカは中国に進出できなかったが、要するにアメリカも中国に進出したかったわけである。
これをやったのが、セオドア・ルーズベルト大統領。
親日的で知られ、日露戦争の終結を助けてくれたことで日本では評判の良いセオドア・ルーズベルトだが、かなりえげつないことをしている。
ちなみに、第二次世界他戦時の大統領であるフランクリン・ルーズベルトとは親族であることに留意したい。
第一次世界大戦がおこり、アメリカも参戦するが、アメリカ本土は戦場にはならなかった。
これは日本も同じであろう。
アメリカも日本もこの戦争では軍需工場としてたくさん儲けたわけである。
しかし、戦争が終わると、好景気も終わり、大恐慌がおこるわけである。これも反動というやつであろう。その大恐慌が次の戦争、第二次世界大戦の原因となるわけであるが。。。
その後、第二次世界大戦、冷戦、ベトナム戦争、9・11と書かれ、オバマ大統領が就任したところで終わっている。
まあ、200年くらいの歴史であるが、濃度の濃い歴史といえると思う。近代国家としての歴史は長いのであろうか。本書だが、アメリカ史の入門書としてはよいと思った。

自分の評価
★★★☆☆60点

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
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