タヌキおやじの日々の生活 幸尾治朗「私のヒコーキ博物館」を読破!!     

幸尾治朗「私のヒコーキ博物館」を読破!!



主に戦中に学生で戦後に航空開発にたずさわった人々の短編集である。
理工系の学生は、戦中は学徒動員で工場や航空機メーカーの開発部門に回され、それなりの戦力を担った。
本書の著者には、橘花の開発を手伝ったり、震電の開発を手伝ったり、零式三座水上偵察機に乗せてもらったりした方がいたそうな。
大変な時代だったとはいえ、羨ましい限りである。

目次
1 ヒコーキの子が飛んだ
 ”乗り初め”は零式三座水上偵察機
 ファースト・フライトとラスト・フライト
 ベル47Gヘリコプターとパイロット・コメント
 ベンセンB-8ジャイロ・グライダーのフライト
 ”空の女王様”クイーンエアは働き者
 富士FA-200XSの生い立ち
 ヒューズH-200で行く甲州街道
 昔のSTOL(短距離離着陸)機は・・・・
 ドルニエDo28A-1とDo31
 MS-880Bラリークラブとライセンス
 ラスクーム8AとFFA
 ダグラスA-26インベーダーとVSA
 AG-14とRFRL
 飛行船レインボー号のポジション・エラー
 川崎P2Jと三宅島
 PS-1の”夜間着水”とHUD
 タイフーンと”ツルの頭叩き”
 カーチスJN-4ジェニーとNFAC
2 ヒコーキを飛ばす
 幻の複座グライダー九帝12型
 震電と私と仲間たち
 橘花とネー20と銀色の印鑑
 シコルスキーS-55との付き合い
 リフティング・ボディとNASA飛行実験センター
 ダグラスDC-8との”いろいろ”
 ”飛鳥物語”その1「名付け親」
 ”飛鳥物語”その2「NASAとQSRA」
 ”飛鳥物語”その3「飛鳥ってどんな飛行機?」
 C-1改FTBと”オイル・マイグレーション”
 10年目のJ5Y5型グライダー
3 ヒコーキの話
 国産旅客機「YS-11」よもやま話
 ヒコーキと”失速”
 ボーイング747ジャンボと後部圧力隔壁
 「UF-XS」は残った!
 九一式戦闘機の保存と活用
 ”飛鳥物語”その4「夢のまた夢」
 内閣中央航空研究所聞き書き
 ヒコーキマニアの名医 斎藤茂太先生の思い出

戦中と較べると、戦後は、航空機開発はかなり縮小されたが、それでも、さまざまな技術開発がなされている。
ここでは、開発済みの航空機を使って新たな技術を試してみるようないわゆるテストベッド機に関する記事が多い。
PS-1にHUDを搭載したり、C-1にエンジンをつけられるようにして新型エンジンの実験を行ったりと。。。。
あと、STOL実験機「飛鳥」の記事も要注目であろう。
昔、日本の空港というのは、狭いところが多かったので、ジェット化に伴って離着陸距離が延びるのに対応できないということが懸念されていたのである。
しかし、その後、地方空港にも長い滑走路が建設されるようになり、飛鳥を量産することは不要になった。
もとになったC-1より飛鳥のほうが吾輩はシルエットがダイナミックで好きである。
ともあれ、航空機ファンは面白く読める一冊かと思う。

自分の評価
★★★☆☆50点

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
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よろしくです。
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