タヌキおやじの日々の生活 G・ハリー・スタイン「宇宙観光がビジネスになる日」を読破!!     

G・ハリー・スタイン「宇宙観光がビジネスになる日」を読破!!



内容の紹介(カバーより引用)
「宇宙への旅が「むずかしく、危険で、金がかかる」時代は終わり、新しい輸送手段の開発と民間起業家の参加によって
「すべての人が利用できる宇宙の旅」が実現しつつある。
その現状を、NASAの実験場、航空宇宙メーカーの会議室、
連邦議会のロビー、
あるいは投資家への取材を元にして、ダイナミックにえがく。」

目次
PART1 コンセプトの誕生
第1章 雄鳥がホワイトサンズで時をつくる
第2章 トーテムポールを崩す
第3章 すべての人が宇宙へ行ける
第4章 アイディアの始まり
第5章 ROMBUSとプラグノズル
第6章 SERVとスペース・マーチャンツ
第7章 スペースサービスとの契約
第8章 マクスウェル・ハンターと評議会
PART2 コンセプトから実験段階へ
第9章 戦略防衛構想局と第一段階
第10章 デルタクリッパー
第11章 ロールオーバー、ロールアウト
第12章 「やったぞ!」
第13章 ハンツビル会議
第14章 反対がはげしさを増す
第15章 格納庫で資金を待つ
第16章 成功と幸運な失敗第17章 実験機についての公聴会
第18章 宇宙政策、コードX、円卓会議
第19章 協同契約通知とNAC、その他の関係者
第20章 X-33の決定
PART3 夢への入り口
第21章 「それが経済というものさ!」
第22章 現実の市場へ
第23章 SSTOは地球エクスプレス
第24章 想像できないほどの市場がみえる
第25章 宇宙港
第26章 「地球を手にしたら、星はわれわれのものだ」

90年代に開発された単段式宇宙往還機(SSTO)について書かれた本。
アメリカでは、人を月面に送り込むというアポロ計画が成功した後、省コストで宇宙と地球の間を往復するための手段について研究がさかんになされた。
そのひとつが、スペースシャトルであり、これは、省コストという点では明らかに失敗であった。
というのは、再利用のためのコストが当初予定されていたより大きかったからである。
また、スペースシャトルは、補助ロケットを使用しなければ、打ち上げ不可能であった。
その一方、SSTOは、単段式であり、それのみで、大気圏を突破して宇宙空間に到達し、任務を達成した後、大気圏突入して帰還し、再利用される。
スペースシャトルが、補助ロケットなどを再利用できないのに対し、SSTOは、すべて再び使用できるので、当然、コストとしては安くなるという利点がある。
SSTOの実験機として、マグドネル・ダグラスが作成したのが、DC-XとDC-XAであった。
これらは、宇宙空間までは到達しないものの、大気圏をある程度まで上昇した後に、降下し、別の地点に垂直に着陸するという実験を成功させた。
SSTOには、垂直離着陸(VTOVL)、垂直離陸水平着陸(VTOHL)、水平離着陸(HTOHL)がある。
たとえば、水平離着陸であったら、既存の空港を使用できるという長所があるそうな。
航空機のように離陸して、そのまま宇宙に到達することができるというのは、アニメの世界ではよくあるが、現実には未だ達成されていない。
ある意味、人類の夢であるのであろうと思う。
また、この技術は、世界の都市を結ぶ旅客機としても使えるとのことであった。
ジェット機であれば、東京からワシントンDCまで十時間以上かかるのが、SSTOは、大陸弾道弾と同じようなコースを辿ることができるので、一時間くらいでついてしまうそうである。
旅客輸送の歴史を変える可能性を秘めている技術といってよいと思う。
また、宇宙にホテルを建設し、その往復にも使えると。。。
コストを現在の打ち上げの10分の1以下にすることができる画期的な技術であることは間違いない。
アメリカは、いろいろな実験機をずっと開発しては実験しているわけである。
予算が少なくて、ろくな実験機が作れない日本からすると、うらやましい限りであると感じる。
よいプロダクトというのは、実験を繰り返して、壊しまくった末に産み出されると思うからである。
まあ、とりあえず、アメリカが行った宇宙開発の実験にこのようなものがあるということで読む価値がある一冊かと思う。

自分の評価
★★★☆☆55点

ポチっとお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
コメント、トラックバック、相互リンク、大歓迎です。

サイト内検索

日本百名城のインデックス

百名城インデックスへ

百名城以外のインデックス

百名城以外インデックス

博物館などのインデックス

博物館などのインデックス

タヌキおやじの足跡

タヌキおやじの足跡

※本ブログにおける訪問した場所の記事とグーグルマップを関連付けたホームページです。

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

月別アーカイブ

ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 その他趣味ブログへ blogram投票ボタン

広告・宣伝

whiteheights-banner3.jpg

QRコード

QR