タヌキおやじの日々の生活 佐原真 等「城の語る日本史」を読破!!     

佐原真 等「城の語る日本史」を読破!!



またもや、城郭関連の書籍。
だいたい日本の城郭の歴史のあらましについては網羅できてきた感がある。

目次
戦いの始まり   佐原真
倭国乱―環濠集落と高地性集落   春成秀爾
古墳時代の豪族居館   白石太一郎
古代の都城と山城   阿部義平
多賀城と東北の城柵   岡田茂弘
鎌倉武士と館   石井進
戦国の城から近世の城へ   千田嘉博
近世城下町の成立へ   小島道裕

縄文時代はそんなに戦いというものがなかったそうな。
というのは、食料などのモノを蓄えることが少なかったので奪い合いがあまりなかった。
しかし、弥生時代になって穀物などを備蓄するようになると、それをめぐって戦争が起こるようになった。
これは、発掘されている人骨の戦争による損傷を受けている割合で明らかであるそうな。
これは管理人の推測だが、弥生時代になって人口が増えたことも戦争が起こるようになった一因であると思う。
弥生時代になって、戦争が起こるようになったので環濠集落と呼ばれる、周りを堀と土塁と柵で囲った集落が増加するようになる。
弥生時代における戦乱も激しい時と穏やかな時と交互であったようだ。
魏志倭人伝によると、3世紀に卑弥呼が出てきて平穏になった倭国も卑弥呼が死ぬとまた戦乱が激しくなった。
これがいわゆる倭国大乱である。
そして、宋国倭国伝で、5世紀の倭の五王がでてくるまでが空白の4世紀と呼ばれる。
倭国大乱がどのように収まって、大和王権がどのように成立したかが不明なわけである。
その空白の4世紀にあった集落などを見ると、吉野ケ里遺跡のように非常に厳重な防備を敷いている集落が多いそうな。
環濠集落の分布も弥生時代前期は九州から近畿までだったのが、中期になると九州から関東までになり、後期になると九州から北陸・関東まで分布するようになる。
また、高地性集落というのも弥生時代に多くつくられている。
どのようなものかというと、微高地に作られた防備を厳重にした集落であるらしい。
普段は低地の田畑を耕して、居住するのは微高地にしたと。。。。
これも敵を意識した集落であると考えられる。
古墳時代になると、戦乱が収まり、豪族の方形館が造られるようになる。
これは、初期の武士の方形館に多少似ていると管理人は感じた。
初期の武士と古墳時代の豪族というのは、立場的に近いものがあるのでその居館も似通ってくるのかもしれない。
この居館は、水堀に囲まれ、ところどころに横矢を射かけられる突出部を有するものであったようだ。
吉野ケ里遺跡もそうだが、横矢を射かけられるようにする構造というのは、城郭の構造としてそこそこ高等である。
その後、飛鳥時代には、神籠石式山城や朝鮮式山城が建築された。
これは、主に朝鮮からの技術を導入した城であった。
例えば、大野城は、大宰府の詰めの城であったが、実を言うと、他にも大宰府を中心として水城などの防御施設が取り巻いていて、大宰府を含む地域は、版築城壁や水堀などで囲まれた一大城塞都市であった。
その後、律令国家の成立とともに、蝦夷との境には古代城柵が建築された。
また、近畿には都城が建築された。
これは、中国の影響を受けたものである。
あとは、武士が台頭し、武士の方形館や山城や惣構えの城の説明、城下町の説明などである。
ここらへんは、よく知られたことかと思う。
古代城柵と朝鮮式山城などの記述は読み甲斐があった。

自分の評価
★★★☆☆65点

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