タヌキおやじの日々の生活 井上靖「風林火山」を読破!!     

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井上靖「風林火山」を読破!!

風林火山 (新潮文庫)風林火山 (新潮文庫)
(2005/11/16)
井上 靖

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井上靖の「風林火山」を再読する。
この作品は、吾輩の記憶が正しければ、確か、大河ドラマにもなっていると思う。
主人公は、山本勘助。
戦国時代の武田信玄の軍師であり、武田二十四将の一人である。
しかし、この人の存在はあやふやであるらしい。
この人が書かれている「甲陽軍鑑」という書物がいい加減なものであるとされているからだ。
ともあれ、軍師という存在は、三国志の諸葛孔明からはじまって、歴史好きの心をくすぐる存在であるのだ。

内容は、山本勘助が武田氏に仕官してから、川中島の合戦で八幡が原にて戦死するまでを書いたものである。
特色は、勘助が、諏訪氏の娘である由布姫と、由布姫と信玄の子である勝頼に対して、並々ならぬ愛情を注ぐところである。
由布姫は、諏訪御料人といって、信玄が滅ぼした諏訪氏の娘であり、信玄が家臣の反対を押し切って側室にしたのは有名な話である。ただし、諏訪御料人の本名は分かっておらず、由布姫という名は、井上靖がつけたらしい。
ともあれ、信玄が反対を押し切って側室にするほど美人であったと。。。。
女は、容姿で一生が大きく変わるというのは、本当かも知れない。
幸せになるかどうかは、容姿によるとは限らないというのが吾輩の一意見だが。。。。

本書における由布姫は、非常にキャラが立っている。
この人は、気性の激しさと、勘助を困らせるおてんばぶりが微笑ましい。
しかし、美人薄命と言うが、短命だったようだ。
自分が死んだ後の勝頼を勘助に託したと。。。。

小説の内容としては、由布姫、信玄、勘助の人間模様や武田氏の勢力拡大の様子や長尾景虎との対決がバランスよく書かれていて非常に読み心地がいいし、面白い。
さすが、文豪、井上靖の作品である。
ただ残念なのは、一冊ではなくて長編で書いてほしかったというところである。
題材が山本勘助、武田信玄だということを考えると、そのぐらいの題材であると思うのだ。

ただ、由布姫、信玄、勘助の様子が書かれるだけで、信玄の宿敵である長尾景虎については、対決が書かれるだけで、人物自体が出てこなかったのが残念であるような気がする。
でも、まあ、それはそれでいい作品なのかなあとも思う。

自分の評価
★★★★☆70点

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2012年9月18日改訂。

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