タヌキおやじの日々の生活 加藤廣「秀吉の枷」上中下巻を読破!!     

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加藤廣「秀吉の枷」上中下巻を読破!!

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加藤廣の「秀吉の枷」上中下巻を二週間くらいで読み終えた。
とにかく長い小説だったけど、我ながらなかなかのハイペースである。
加藤廣作品ということで、「信長の棺」「明智左馬助の恋」を読んだ成り行き上で買ってしまったのであった。
「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」で、本能寺三部作というらしい。

はじめ、「秀吉の枷(かせ)」の「枷(かせ)」を「伽(とぎ)」と読み間違えてて、読み終えてから間違いに気付いたのであった。
「枷(かせ)」とは、心理的、物理的に行動の妨げになるものの意である
「伽(とぎ)」には、「寝所にはべる」ということで、性的な意味合いが含まれることもあるし、「お伽話」のように性的な意味合いが含まれないこともあるとのこと。

そんなわけで、買うとき、おれは、「秀吉の伽(とぎ)」とは、なんていやらしい題名なんだろうと思ったのであった。
でも、内容的には、秀吉の夜の場面が多くて、十分に、「秀吉の伽(とぎ)」でも通用するなあと思っている。

それで、感想はというと、ん~、「信長の棺」「明智左馬助の恋」と同じで、まあまあというところかな。
加藤廣氏は、相当なアンチ信長であるらしい。
小説中には、アンチ信長的な文言が各所にみられる。
信長の残虐なところが好きになれないのではないかと推測される。
信長信奉者(自分は違うが。。。)が読むと、反感を感じるかもしれない。
司馬遼太郎は、アンチ家康であったが。。。。

それと、加藤廣氏は、吉村昭氏とは対極に位置する作家だなあとも思った。
吉村昭氏は、史実に忠実に客観的にという姿勢であったが、加藤廣氏は、フィクションありまくりである。

それから、ネタばれしてしまうと、この小説の主たる点は、
1.本能寺の変には、秀吉も関わっていた。
2.淀君が産んだ子は、秀吉の子ではなく、不倫の子であった。
3.秀次を死に追いやったのは、淀君の陰謀であった。
ということかなと思う。

1と3は、さすがにフィクションだろうと思うのだけど、2はありうるかなと自分は思ってるのである。
秀吉は、漁色家だったということで、ありとあらゆる女性に手を出したそうだが、子を成したのは、ほぼ淀君だけである。
しかも、淀君だけが、二回も懐妊している。
真実は、永遠に闇の中であるが、三つの可能性があると思う。
1.単なる淀君の不倫。
2.自分に子種がないとあきらめた秀吉の意の元、謎の男との間に子をもうけた。
3.本当の秀吉の子。

こういうことを考えれるのは、歴史の面白さだなあと思う。

ともあれ、あらすじはというと、秀吉が毛利攻めを行っている頃、秀吉は、病床の軍師・竹中半兵衛に「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ。」と忠告され、四つの忠言と秘策を授けられる。
そして、半兵衛の没後、信長から本能寺から切支丹寺までの抜け道を内密に掘るように指示される。
そして、本能寺の変の直前、明智光秀の謀反の兆候を察知した秀吉は、天下を取るべく、自らが造った抜け道を封鎖させる。
そして、山崎の戦いで明智光秀を討ち、天下を取り、一生を終えるまでが書かれている。

秀吉の枷(かせ)とは、主君・信長を裏切った後悔と、子供ができない悩みだったのかなあと思う。
「信長の棺」「明智左馬助の恋」が面白いと思った人は、面白く読める一冊であると思う。

自分の評価
★★★☆☆50点

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秀吉の枷 (小説:加藤廣)

2006年の作品。加藤氏の「本能寺三部作」の真ん中の編である。戦国期最大の謎である「信長の死体」の真相に迫る歴史ミステリーとなっている。よく知られた仮説なので、紹介してしまうが、信長は新たに京の宿舎と決めた本能寺を城郭化するに当たり、地下道を掘って遁走...
  • 2010-09-20 21:44
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