タヌキおやじの日々の生活 的川泰宜「小惑星探査機はやぶさ物語」を読破!!     

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的川泰宜「小惑星探査機はやぶさ物語」を読破!!

小惑星探査機 はやぶさ物語 (生活人新書 330)小惑星探査機 はやぶさ物語 (生活人新書 330)
(2010/10/07)
的川 泰宣

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秋葉原の書泉ブックタワーにはやぶさ関連本が並んでいたので、一番安かった本書を購入したのであった。
内容が面白かったのと、頁数が少なかったのとで、三日くらいで読み終えてしまった。

小惑星探査機はやぶさとは、ウィキペディアによると、別名、科学衛星MUSES-Cで、2003年5月9日に宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機である。
イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏に小惑星イトカワに到達し、その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、2010年6月13日に、地球に大気圏再突入した。
サンプル容器が収められたカプセルはオーストラリアのウーメラ立入制限区域内にパラシュートを展開して降下、翌14日、無事に回収されたとある。

今年の6月には、日本中で大フィーバーを興したので、覚えておられる方も多いと思う。
我輩が、はやぶさを初めて知ったのは、ちょうど小惑星イトカワに接近したころだったから、2005年夏のころだったらしい。
二基のリアクションホイールが故障し、その後、通信途絶したと知らされて、これは駄目だろうと思っていたのである。
我輩は、ちょうどその時、長野県のメーカーに勤めていたので、日本人は複雑すぎるものを造りすぎるんだよとか、予算が少ないのに多くのものを詰め込みすぎるんだよとかいろいろ思ったのであった。
また、日本人が複雑すぎるものを造る例として、戦時中に中島飛行機が造った軍用機のエンジンの「誉」がいい例だとか、H-2ロケットのエンジンLE-7がいい例だとかいろいろと批判的なことを思っていたのであった。
そして、通信が回復するも、イオンエンジンが次々に故障し、ほれ見たことかと社会に出たばかりの若造が生意気なことばかり考えていたのであった(苦笑)。
そんな訳で、今年の6月に、はやぶさが帰ってくるとニュースで見たときは、本当か?と我が眼を疑ったのであった。
そして、自分の考えに反省すると共に、はやぶさを運用されていた科学者・技術者のみなさんの執念と努力に畏敬の念を抱いたのであった。
ネットでは、下のような動画も出回った。



ともあれ、本書の話に戻ると、著者の的川泰宜(まとがわ・やすのり)氏は、JAXA宇宙科学研究本部教授・対外協力室長等を歴任し、はやぶさに関するプロジェクトでは広報を担当された方だそうである。

そんな訳で、著者が現場にいただけあって、文章にリアリティがあると感じた。
クライマックスは、イトカワに接近してサンプルを採取しようとするところと、四基のイオンエンジンが故障してしまうところと、地球に帰還するところであろう。

イトカワに接近した後に、姿勢制御ができなくなって、はやぶさが行方不明になった時は、時間がたてば姿勢が戻るように設計されているものの、何ヵ月後または何年後に姿勢が戻るか分からない中ではやぶさからの信号を待ち続けた運用チームの忍耐力には頭が下がる。

また、イオンエンジンは、キセノンのプラスイオンを噴くイオン源と、電子を噴く中和器で構成されているそうである。
四基のイオンエンジンが故障してしまった時は、異なるイオンエンジンの故障していないイオン源と中和器を結びつける回路が用意してあって、その回路を使用することによって一基のイオンエンジンを構成し、切り抜けたそうである。
四基のイオンエンジンが故障するという通常考えられない状況を想定して、そのような回路を用意しておくところに技術者の用意周到さを感じる。

はやぶさが地球に帰還して燃え尽きる様子と、サンプルを回収するところは多くの人が見たと思うが、まさに感動の瞬間であった。

そして、回収したカプセルにイトカワ由来の物質が入っているかどうかは、現在、調査中らしいが、入っていればよいなあと思う。
しかし、入っていなくても、十分、はやぶさは役割を果たしたといえるであろう。
次の計画のはやぶさ2では、もうちょっとはっきりした形でサンプルリターンを成功させてほしいと思う。

ともあれ、本書は、宇宙開発に興味のない人でも、面白く読める一冊であると思う。

自分の評価
★★★☆☆65点

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