タヌキおやじの日々の生活 司馬遼太郎「世に棲む日日」1~4巻を読破!!     

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司馬遼太郎「世に棲む日日」1~4巻を読破!!

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何年ぶりかの司馬遼太郎作品であった。
しかし、長かった。
読み終えるのに二週間くらいかかった。
司馬作品は、ほとんど読んだと思ってたけど、まだ読んでない大作があったのね。
本作品、「飛ぶが如く」「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などと較べて知名度は少ないものの読んでみるとなかなか面白かった。
最近は、吉村昭作品を立て続けに読んで来て、面白いなあと思ってたけど、司馬作品もやはり面白いなあ。
吉村作品が、マニアックな面白さなのに較べて、司馬作品は、一般受けする面白さがあると思う。

ともあれ、「世に棲む日日」とは、吉田松陰と高杉晋作を書いた本である。
1、2巻で吉田松陰が刑死するまでが書かれ2~4巻で高杉晋作が病死するまでが書かれている。
吉田松陰だけを書くと、ジミ~になりすぎるので、高杉晋作をメインにして吉田松陰を導入にもってきたという感じがする。
そこらへんは、司馬遼太郎の巧さではないかと、吾輩は思う。
津本陽の作品などでは、非常にジミ~であった。

参考(過去の記事)
津本陽「松風の人-吉田松陰とその門下」を読破!!

どうも頭でっかちなイメージの松陰を楽天的な青年として司馬遼太郎は書いている。
また、この人物の多大な影響で長州藩が尊王攘夷に染まっていく様を司馬遼太郎は巧く書いているとも思う。
幕末の長州藩で起こった戦争は、日本史上初めての思想に基づく戦争であったと司馬遼太郎は言っている。
指摘されると、そうかもなあと思う。

作品後半は、高杉晋作が攘夷運動をするところから、四境戦争を戦い、病死するまでが書かれているが、中でもハイライトは、俗論党支配下の長州藩政府に対するクーデターの場面であろう。
「長府功山寺挙兵」というらしい。
何千~万の軍勢の藩政府に対して八十名で挙兵しちゃうところは、日本男児の心意気というものを感じてしまった。
天才というのは、こういう人物をいうのだろうなあと思った。
それで、結果的に成功しちゃうところがスゴイ。
なにぶん、司馬遼太郎の作品だから誇張も多々あると思うけど、高杉晋作の神がかり的な天才性が惜しみなく表現された一冊であると思う。

あと、印象に残ったのは、司馬遼太郎が山県有朋(当時は、狂介)が嫌いだということである。
司馬遼太郎は、徳川家康も保守的、権威主義的ということで嫌ってるのだが、似たような理由で山県有朋も嫌っていると推測する。
山県有朋は、奇兵隊の軍監だったので、高杉晋作のクーデターで大活躍するのだが、司馬遼太郎は、唯一、山県が軍人らしいところをみせた場面であったとこき下ろしている。
司馬遼太郎は、太平洋戦争中、日本陸軍にいて散々な目にあっていて、その日本陸軍の原型を作ったのが、山県有朋だと思っているので、嫌っているものと推測する。
ものかきを敵に回すとオソロシイ。

坂本竜馬とか他藩人と晋作との交流がまったく書かれていないところが気になったが、司馬遼太郎は、あえて、ここでは、高杉晋作を長州至上主義者として書いたのであろうと思う。
できれば、坂本竜馬とのやりとりも書いてほしかったなあと思った。

ともあれ、あまり有名ではないけど、幕末好きなら面白く読める作品であると思う。

自分の評価
★★★★☆80点

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