タヌキおやじの日々の生活 淵田美津雄「真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝」を読破!!     

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淵田美津雄「真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝」を読破!!

真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝 (講談社文庫)真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝 (講談社文庫)
(2010/11/12)
淵田 美津雄

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あ~、気付けば、最近、また軍事ものとかスパイものばかりになってるなぁ。
やはり、我が輩、軍事ものとかスパイものなどの血湧き肉躍る読み物に手が伸びてしまうのである。
そういうわけで、またもや、軍事ものに類別されるであろう本なのであった。
太平洋戦争の始まりとなった真珠湾攻撃の攻撃隊総隊長を務めた淵田美津雄大佐の自叙伝である。
帯に「『永遠の0』百田尚樹氏激賞!感動の書である。戦争の持つ勇壮さと哀しみを知る戦士こそが、慈愛の真の意味を悟るのかもしれない。」とあった。
「永遠の0」も去年の夏に読んでるし、かなり昔、淵田氏の著書「ミッドウェー」も読んでいたので、迷わず購入。

ミッドウェー (学研M文庫)ミッドウェー (学研M文庫)
(2008/07/08)
淵田 美津雄、奥宮 正武 他

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表紙に書いてあるとおり、淵田美津雄氏の自叙伝である。
淵田氏の少年期から始まって、海軍を志すところ、続いて海軍のパイロットを志すところ、真珠湾攻撃の準備・実行、ミッドウェー海戦、その後の太平洋戦争での経験、戦後にキリスト教へ回心するところが書かれ、一生を終えるところまでが書かれている。
淵田氏は、戦場での勇気と知謀だけでなく、ユーモアも併せ持った方だったらしく面白く読むことができる。
特に印象に残ったのは、真珠湾攻撃の準備の場面と、戦後、淵田氏がキリスト教に回心する場面である。
また、ニミッツ提督をはじめとして、かつて、戦った米海軍の面々との戦後における交流は、興味深い。

太平洋戦争において先頭に立って米海軍と戦った淵田氏が、キリスト教に回心し、伝道活動に身を投じたのは、怨恨の連鎖を断ち切るのは、イエス・キリストの教えであると悟ったためであるらしい。
その悟りに至るまでの経過がよく書かれていて面白かった。
でも、わが輩が思うにキリスト教だけでなく、仏教だって、「汝隣人を愛せよ」のような人の生きる道を説いた教えの部分があるのではないかと思う。
ただ、日本の仏教は、葬式仏教と言われているように形骸化してしまったために、あまり尊重されなくなっているのかもしれない。
我が輩、輪廻転生という仏教の考え方は、現代の科学が解き明かしている宇宙の真理と通ずるところがあるし、神道の八百万の神(やおろずのかみ)に代表されるすべての物に神が宿るという考えは、人間を産み出した物が自然の万物であるとし、人間を産み出した物が神だとすれば、万物に神が宿るという考えは、すごく理に適っているのではないかと思う。
予め断っておくと、我が輩は、一般の日本人と同じくあまり宗教は信じていない。

と、脱線したが、戦争において、修羅場を見てきた淵田氏が宗教の道へ入り、その伝道に晩年を費やしたのは、一人の人間がたどり着いた結論の一つであったといえると思う。
しかし、淵田氏は、軍備というものは、平和を維持するためのものであるとの意のことを書かれている。
そして、その軍備は、飾りでは駄目で、使えるものでなくてはならないとの意のことを書いている。

現代日本において、自衛隊をどのように位置づけるか、中国、アメリカとどのように付き合っていくか、戦争をおこせば、怨恨の連鎖が始まるし、かといって、世の中、善人のような国ばかりでなく、盗人のような国も存在する。
何事もバランスが大事で、軍備もバランスの取れた規模のものが必要だし、ある程度バランスの取れた主張をしなければならないなあと、この本を読んで思った。
しかし、そのバランス感覚というのは、いろいろな経験をして培われるもので、日本人などは、まだ経験不足なのかなあとも思った。
また、先の尖閣諸島の一件などは、戦争を経験された淵田氏からみたら、どのように写ったであろうと思うのである。

自分の評価
★★★☆☆70点

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コメント

思い出したこと

はじめまして。
この本は読んでいませんが、加藤陽子という人の本での紹介でしっていました。
真珠湾攻撃のための訓練について書かれてあったのですが
水深十メートルほどでの魚雷発射の練習を繰り返したそうです。
魚雷といえば、当時は水深六十メートルほどに照準を合わせて発射するのが常識で
真珠湾は十五メートル?ほどしかないので
アメリカ軍は安心していたとのこと。
その油断を突いての魚雷攻撃だった。
淵田さんはその盲点をついたのですね。それを思いだし、うれしくなって書きました。
失礼しました。
  • 2011-01-16 22:44
  • URL
  • seha #-
  • Edit

Re: 思い出したこと

sehaさま、コメントありがとうございますm(_ _)m

この本でも、真珠湾攻撃のための訓練については書かれてましたよ~。
鹿児島湾で訓練は行われたそうですね。
また、魚雷の深度を浅くするために魚雷に工夫をしたそうですね。
真珠湾攻撃の作戦計画は、戦後の米軍も認める程の完成度の高いものであったようです。
わずか67年前に、あのアメリカを相手に戦争をしたなんて今では信じられませんね。
今後は、戦争に使われる知恵が平和を守るために使われるのを祈るばかりです。

今後ともよろしくお願いします。

  • 2011-01-17 19:55
  • URL
  • tatsunootoshigo #-
  • Edit

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