タヌキおやじの日々の生活 司馬遼太郎「播磨灘物語」1~4巻を読破!!     

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司馬遼太郎「播磨灘物語」1~4巻を読破!!

日曜日は、資格試験であった。
予想外に、よい点が取れてしまった。
次は、7月3日の論文試験だ~、お~

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結構、読み終わるのに時間がかかった。
なんせ全部で四巻だからね。
司馬遼太郎の播磨灘物語です。
司馬作品の中では、あまり有名ではない作品なのではないかと思う。
黒田官兵衛の一生を書いた作品である。
黒田官兵衛とは、別名、黒田孝高、黒田如水で、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名である。
豊臣秀吉の側近、軍師として仕え、調略や他大名との交渉などに活躍した。
竹中半兵衛らと一緒に豊臣秀吉の天下統一事業を補佐した。

この人物である。
Yoshitaka_Kuroda.jpg

始めは、官兵衛に繋がる黒田家の起源について述べられている。
黒田家は、近江の黒田村から出ているらしい。
官兵衛の曽祖父の高政の代に、何らかの事情で備前福岡に流れていき、官兵衛の祖父の重隆の代に、播磨へ移住し、御着城主小寺政職に仕えることになり、姫路城の城代となったらしい。

家伝の目薬を売ることで財をなし、その財で家来を増やしていったとある。
官兵衛の経済感覚は、黒田家が目薬を売ることで財をなしたことが背景にあるのではないかと思った。
徳川家康が、農業に基盤を置いたのとは、対照的である。
関ヶ原の合戦のときに、官兵衛は、九州で、予め蓄えておいた貨幣で浪人、百姓を雇って兵士とし、西軍の城を攻撃するのだが、経済力が軍事力に変換されるということを本能的に知っていたのであろう。

そして、官兵衛の父、職隆は、妻に官兵衛(孝高)を産ませる。
そして、官兵衛の代になり、それまで小康状態であった播磨に、織田の勢力が延びてくる。
官兵衛は、織田家の中国方面司令官であった羽柴秀吉のもとで播磨の豪族たちを織田方にすべく、奔走するのだが、荒木村重の裏切りに呼応する形で、主の小寺政職も織田を離反し、毛利に走ろうとしたので、荒木村重を説得しに行くのだが、幽閉されてしまう。

織田信長は、荒木村重、明智光秀といった総司令官級の武将に離反されるのだが、両人に共通すると思われるのが、非常に有能である一方、実を言うと、神経が細かいというところではないかと思う。
信長の独断専行ぶりについていけなかったのである。
信長は、革命児であったが、人徳が欠けていたのが弱点ではなかったかと思う。
多少なりとも人徳があったら、本能寺で無念の最期を遂げることもなかったのではなかろうか。

ともあれ、このあたりから山崎の戦いまでがクライマックスである。

官兵衛は、1年10月の幽閉の後に救出される。
そして、対毛利戦では、秀吉の側近として活躍する。

ここで、興味深いのが、毛利側の武将、小早川隆景である。
隆景は、毛利元就の三男であるが、名将の誉れが高い人物である。
智将と言ってもいいかな。

毛利軍は、3万の兵力で、同じく3万の羽柴軍の兵力と対峙していたのだが、信長が率いる10万の兵力が来るという諜報を得て、隆景は、冷静に、我彼の戦力分析を行い、勝ち目がないと判断し、領国の半分を割譲する代わりに講和するという申し出を秀吉にしたというのである。
司馬遼太郎の創作かもしれないが、こういう決断ができるとすれば、たいしたものだと思わざるを得ない。

そして、本能寺の変が起きて、羽柴軍は、明智軍を討ちに、中国大返しを行う。
その際に、殿(しんがり)は、官兵衛が務めている。
そして、山崎の戦いでは左翼を受け持った。

黒田官兵衛といえば、虎視眈々と天下を狙う野心家というイメージが強いが、この小説では、あまり野望がない人物として書かれている。
実際に、主君を裏切ったことは一度もないようである。
しかし、数々の逸話からすると、野望がないってことはないよなあとも思うのであるが。。。

ともあれ、戦国時代ファンにとっては、面白く読める作品であると思う。

自分の評価
★★★☆☆75点

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コメント

学生時代になぜか読んでました
この作品の黒田勘兵衛は、秀吉らと出会って人間的に垢抜けてすっきりしていく感じでしたね
関ヶ原のあとに、息子に「何故、家康を刺さなかった」と詰問した人間には見えません(笑)
  • 2011-05-27 22:24
  • URL
  • クロノクル=ローマの人 #-
  • Edit

Re: タイトルなし

どうも、クロノクルさん。

クロノクルさんもすでに読まれていたんですね。
> 関ヶ原のあとに、息子に「何故、家康を刺さなかった」と詰問した人間には見えません(笑)
長政に対しては、能力的に不満を持っていたみたいですね。
でも、長政が関ヶ原の結果、家康から与えられた領土が50万石以上で、官兵衛が秀吉から与えられた領土が10万石ちょっとなのを考えると、知謀が前に出過ぎる人間に人は領土を与えたくないと感じるのかもしれません。

この小説では、あくの少ないキャラクターに書いてるけど、真田昌幸とかと同じ匂いを感じますね。
死ぬまで野望を抱き続ける、喰えない爺さんみたいな(苦笑)

ではでは、またちょくちょくクロノクルさんのブログにお邪魔させてもらいます。
  • 2011-05-28 09:10
  • URL
  • tatsunootoshigo #-
  • Edit

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