タヌキおやじの日々の生活 伊藤桂一「遙かなインパール」を読破!!     

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伊藤桂一「遙かなインパール」を読破!!

今年も資格試験の日が近づいてきた。
今年は受かるといいなあ~(遠い目をしながら)。

遥かなインパール遥かなインパール
(2007/08)
伊藤 桂一

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読んでいて辛くなる本であった。
第二次世界大戦のインパール作戦における日本陸軍歩兵第60連隊に焦点を定めた小説である。

インパール作戦(日本側作戦名:ウ号作戦)とは、1944年(昭和19年)3月に日本陸軍により開始され、7月初旬まで継続された、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦のことである。
補給線を軽視した杜撰な作戦により、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫し、無謀な作戦の代名詞として現代でもしばしば引用される。(ウィキペディア引用)
インドまで行って日本人が戦争したことは、今ではほとんど忘れ去られた事実であろう。

それから、歩兵第60連隊(京都)は、大日本帝国陸軍の連隊のひとつであり、第15師団(祭兵団)の所属、作戦時の部隊長は、松村弘大佐であった。
京都の部隊であることは、ウィキペディアで調べて知った。
本書には記載されていなかったが、ワコール創業者の塚本幸一氏も当連隊に所属し、インパール作戦に従軍したみたいである。

戦略的な失敗についての分析などは一切書かれずに、ひたすら、第60連隊傘下の各部隊の作戦中の軌跡について詳細に書く。
インパール作戦には、第15師団(祭)、第31師団(烈)、第33師団(弓)が参加したのだが、右翼を受け持つ第31師団が無断撤退してしまったために、軍中央の第15師団、特に第60連隊に英軍の攻撃が集中することになり、第60連隊は、参加部隊の中で最も死傷率の高い部隊となった。
軍全体の死傷率が50パーセント強であるのに対し、第60連隊については90パーセント以上であるのではないかと思う。
当然かもしれないが、本書のあらゆるところで、死が出てくる。
軍司令官の牟田口廉也中将の責任については、様々な本で述べられているが、一つの部隊に焦点を定めて、ここまで詳細に経緯を追っている本は少ないのではないかと思う。
描写が細かいために、ただ損害の数が書かれているだけの他の戦記物と較べて、非常に生々しい。

なぜ、ここまでになるまで戦ったのかと、なぜ、作戦中止することができなかったのかと思いながら読み続けた。
抗命してもよかったのではないかと。
よく考えてみれば、昔から現在に至るまで、過去の事実からも吾輩の周りでも、現場の実情を知らない上層部の無能によって、現場の人間が代償、戦争の場合は人命を払わされているような場面は、日本においてはよく見られる光景であるような気がする。
しかし、前線の将兵は、ほんとうによく戦ったと思う。
戦没者のご冥福を祈りたい。

これもまたよく言われる言葉だが、戦争の酷さを克明に記録した一著である。
精神的に沈んでるときは、読まない方がいい本かもしれない。

自分の評価
★★★☆☆60点

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