タヌキおやじの日々の生活 塩野七生「ローマ人の物語4-ユリウス・カエサル-ルビコン以前」を読破!!     

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塩野七生「ローマ人の物語4-ユリウス・カエサル-ルビコン以前」を読破!!

昨日は、高校柔道部のOB会であった。
稽古で、ボロボロに。。。。
今日は、全身が筋肉痛です(涙)

ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前ローマ人の物語〈4〉― ユリウス・カエサル-ルビコン以前
(1995/09)
塩野 七生

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ついにナナミンが恋するカエサルの章である。
15巻中、2巻をユリウス・カエサルに費やしている。
それだけ、ローマ史上で重要な人物であると同時に、ナナミンの思い入れが強い人物であると言うことであろう。
というか、ナナミンは、ユリウス・カエサルを書きたかったためにローマ人の物語を書いたのではなかろうかと思うほどである。
本巻では、ユリウス・カエサルの生誕から第一次三頭政治への参加、ガリア遠征までを書く。
カエサルの青年期など時代的には、前巻と重なる箇所も多い。

この人物、女性にもてたらしい。
それに加えて、彼を慕う女性は、一列に並んで順番を待つようであったという(これ重要)。
さらに、別れた女性からも恨まれず、本書を読んだかぎり、同性からの嫉妬も少なかったように感じる(これも重要)。
また、仕事もできたわけだから歴史上の偉人の中でも完璧に近い人物と言えそうだ。
まあ、世界中の男たちが女性を相手にする上で参考になる人物とも言えそうである(笑)

それに、ローマ史に名を轟かせるのが、40代に入ってからだったというからかなりの遅咲きである。
ライバルのポンペイウスが20代から活躍し、その往年は、活動が低調であったのと、対照的だ。
40になる前から、いろいろ種をまいたり、準備をしたりしていたということもあると思うが、30代の男(要するに我が輩)に、希望を与える存在であるかもしれない。

しかし、遅咲きになったのは、カエサルの若年期は、スッラ門下の元老院派の天下であり、カエサルが活躍しにくい状況にあったことが原因と考えられる。
カエサルは、スッラから逃れて、ギリシアに留学したり、ローマに戻ってきてからも民衆派と目されていたために、簡単には重要な公職に就けなかったのであるから。
だが、時代は、カエサルを必要としていたと言える。
40になって、執政官に就任してからは、次々にそれまでの民衆派の政治家が成し遂げられなかった法案を可決させ、続いて、南仏の属州総督となり、今までローマを悩ませていたガリア人、ゲルマン人対策にのりだす。
ここからの記述は、カエサル自身が執筆した「ガリア戦記」による。
日本語の翻訳本も出ているような有名な書である。
我が輩、ポンペイを旅行したときに、ガイドさんからこの本を読みましたかと問われた。
不勉強でナナミンの本しか読んでない我が輩は、「読んでません」としか言えなかったが。。。。。
ちなみに、ラテン語は、勉強しましたかとも聞かれた。
えらい要求の高い質問をするなあと思ったが、理系で、第一外国語が英語で第二外国語が中国語の我が輩がラテン語を勉強しているはずがないのである。

ともあれ、この「ガリア戦記」は、単なる戦記ではないらしい。
戦いの様相だけではなく、ガリア人、ゲルマン人の文化、風習などにもかなり詳述されている。
カエサルが、様々なことに興味を持っており、単なる軍人、政治家ではなかったことが伺える。
まあ、戦記に加えて、冒険記の要素が多分に入っていると言えよう。

ガリア(現フランス)を征服するのにカエサルは、七年を費やす。
このガリアでの征服行が本書のメインテーマであると言えよう。
ガリア戦記におけるカエサルの行動、リーダーを勤める人には、参考になるものであると思う。
リーダーとはいかにあるべきか、一つの理想像を示す。

そして、ガリアの征服が終わったときは、第一次三頭政治は、終わりを告げており、元老院派との政治闘争が再開したときでもあった。
政治闘争が内戦に変わろうとするとき、かつての内戦で凄惨な経験をしていたカエサルは悩む。
しかし、彼は、決断し、敢然と前に進む。
後世でよく言われるルビコン川を渡る行為である。
ちなみに、ローマの法では、ルビコン川からローマ側に渡るときは軍団の指揮官は軍を解散しなければならないと決まっていた。
そのときの言葉。
「ここ(ルビコン川)を越えれば、人間世界の悲惨。越えなければ、わが破滅」
「進もう、神々の待つところへ、我々を侮辱した敵の待つところへ、賽(さい)は投げられた!」

自分の評価
★★★★☆80点

次巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語5-ユリウス・カエサル-ルビコン以後」を読破!!
前巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語3-勝者の混迷」を読破!!
1巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語1-ローマは一日にして成らず」を読破!!
関連記事
ユリウス・カエサル著、中倉玄喜訳「新訳ガリア戦記」を読破!!

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