タヌキおやじの日々の生活 塩野七生「ローマ人の物語7-悪名高き皇帝たち」を読破!!     

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

塩野七生「ローマ人の物語7-悪名高き皇帝たち」を読破!!

大阪府知事の橋下氏が計画停電にいちゃもんをつけたそうな。
原発の再稼働に文句をつけたり、どっちかにしろと言いたい。
脱原発と電力確保と両立する訳ないのだから。
こんなことを言っていると、脱原発派とか橋下支持派から叩かれるかもしれないな。

ローマ人の物語 (7) 悪名高き皇帝たちローマ人の物語 (7) 悪名高き皇帝たち
(1998/09)
塩野 七生

商品詳細を見る


アウグストゥス没後、古代ローマにおいて帝政が定着していく様子を書く。
時代で言うと、紀元後14年から紀元後68年までのことである。
ちょうど、イエス・キリストが処刑された頃である。

先ず、アウグストゥスの後を継いだティベリウス。
この人は、典型的な長男体質を有する人だと感じた。
責任感が強く、神経質、不器用、基本的に人と交わるのが嫌い。。。。
同じく二人男兄弟の長男である吾輩には、その性格を理解することができたような気がした。
また、晩年はカプリ島に隠遁して、そこから政務を取ったので、元老院や民衆からは評判が悪かった。
しかし、ナナミンは、この人を高く評価する。
実際に、アウグストゥスの考えを最も理解していた人物であったのではないかと思う。
この人の在位で、アウグストゥスが開いた帝政が確立したと言っている。
アウグストゥスの改革が一過性のものに終わる可能性もあったことを考えると、この人の存在は古代ローマ帝国において重要な存在であったと言えるだろう。

次に、カリグラ。
この人は、ティベリウスがアウグストゥスの養子であり、血がつながってないのに対して、アウグストゥスと血のつながりがある人であった。
正統性という意味では、ティベリウス以上のものを有していた。
しかし、血統のみで地位を得た人の常として、皇帝としての器であったとは言い難い。
やりたい放題にやって、国家財政における借金を増やし、そのあげく、暗殺されてしまう。
この辺りまで読んで思ったが、古代ローマ皇帝とは、地位に付いてくる責任の重さと較べると、あまり役得の少ないものではなかったかと。。。。
責任、責務というと、ローマの安全保障、食の確保などである。
責務の重さは、後ほど、皇帝のなりたがる人がなかったために西ローマ帝国が消滅したの一つの原因ではなかったか。

その次に、クラウディウス。
この人は、ティベリウスの甥であり、カリグラの叔父であった。
カリグラのやった放漫政治の尻拭いをした人であった。
今現在のアメリカ大統領のオバマ氏や日本首相の野田氏をみるに、前任者の尻拭いをする人は、どうしても政治が地味になったり、スタート時の条件が悪過ぎて成果がなかなかでないので、比較的正しい政治を行っていても支持を得にくいことが分かる。
無能でも強硬論を主張する前ブッシュ大統領のような人物の方が支持を得やすいのだ。
イケイケドンドンの方が分かりやすいし、心情的にも共感を得やすいからであろう。
しかし、このクラウディウスは完璧には程遠い人であった。
政治におけるバランス感覚はあったと思うが、どうも他の人々に畏敬を抱かれることがなかったとナナミンは述べる。
特に女性の扱いは下手又はまずかったと言うしかないであろう。
古今東西、男とは女の扱いに苦労するものなのである。
世の中の人口の半分が女性であることを考えると、女性とうまく付き合うことができる人間は、社会において、よりよい人間関係を構築することができる可能性が高いと言えるであろう。
このことは、吾輩も身を持って実感している。

最後に、ネロである。
この人は、暴君として有名。
日本でも、昔、ビックリマンチョコのシールで暴君ネロは有名であった。
吾輩も少ない小遣いをはたいて購入したものであった。
この人が暴君とされたのは、キリスト教徒を最初に迫害したためらしい。
また、母親と妻を殺したことも一因かと思われる。
暴君とされるネロの功罪について、ナナミンは、一つ一つ検証している。
それを読むと、決して暴君と言われるような存在ではなかった、また、全くの暗君という訳ではなかったということが分かる。

この人の治世が終わることによって、カエサル、アウグストゥスを始祖とするユリウス・クラウディウス朝は終わりを告げ、他の血脈によるローマ帝政が始まることになる。
悪名高き皇帝たちということだが、悪名高いというほどのものではないなあと感じた。
それから、まあ、帝政の確立がこの巻の主題であるので、ものすごく面白いということはないが、政治におけるリーダーの継承とは、国家が繁栄していく上でとても重要であり、それをどうしていくかを考える上で興味深く読める巻である。

自分の評価
★★★☆☆60点

次巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語8-危機と克服」を読破!!
前巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語6-パクス・ロマーナ」を読破!!
1巻の記事
塩野七生「ローマ人の物語1-ローマは一日にして成らず」を読破!!

ポチっとお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 小説ブログへ
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
コメント、トラックバック、相互リンク、大歓迎です。

サイト内検索

日本百名城のインデックス

百名城インデックスへ

百名城以外のインデックス

百名城以外インデックス

博物館などのインデックス

博物館などのインデックス

タヌキおやじの足跡

タヌキおやじの足跡

※本ブログにおける訪問した場所の記事とグーグルマップを関連付けたホームページです。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 その他趣味ブログへ blogram投票ボタン

広告・宣伝

whiteheights-banner3.jpg

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。