タヌキおやじの日々の生活 井浦祥二郎「潜水艦隊」を読破!!     

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井浦祥二郎「潜水艦隊」を読破!!

今日は、金環日食を見るために早起き。
日食用のメガネは買わなかったのだが、白いクリアファイルで見れることが判明(笑)
我ながらせこいな~

潜水艦隊 (学研M文庫)潜水艦隊 (学研M文庫)
(2001/06)
井浦 祥二郎

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著者の井浦祥二郎(いうら しょうじろう、1902年~1965年)は、大日本帝国海軍の軍人で最終階級は海軍大佐だった人だそうな。潜水艦畑の軍人。
太平洋戦争中は、軍令部作戦部や第六艦隊などで参謀として潜水艦作戦の立案に携わる。
潜水艦に関する航空本部と同様の中央機関の必要性を訴え、潜水艦部の発足に尽力。
戦後は、B級戦犯に問われ巣鴨刑務所に収監されたそうな。

以前読んだ同じく日本海軍の潜水艦を扱った「伊58潜帰投せり」の著者である橋本以行氏は、第一線で活躍した艦長であったのに対し、井浦氏は、主に中央にいて潜水艦の作戦立案を担当したようである。
参考
橋本以行「伊58潜帰投せり」を読破!!

内容はというと、開戦時の潜水艦隊の状況、真珠湾作戦、交通破壊戦、特殊潜航艇、ミッドウェー作戦、ガダルカナルの攻防戦、ドイツとの共同作戦、人間魚雷「回天」を使用した作戦、潜水空母の作戦などについて書かれている。
あと、水中高速艦については多少の記載があり、日本海軍潜水艦のネックであった電波兵器については、ほとんど記載がない。
特攻作戦についての記述が多いのが特徴である。
また、日本海軍首脳部が、ガダルカナル島の戦いにおいて、潜水艦を輸送任務に使用し、交通破壊戦にあまり使用しなかったことについて、残念に感じているようである。

本書によると、モリソン戦史には、日米潜水艦を比較すると、その性能、練度は、ほぼ同等であり、異なったのは、電波兵器であったと書かれていたそうな。
この電波兵器の開発の遅れが日本潜水艦の劣勢につながったことを考えると、本書において、電波兵器をあまり取り上げなかったことは、本書の欠陥であるような気がする。
また、回天などの特攻作戦における戦果について、受けた報告をそのまま載せ、米国側の記録と照らし合わせていないことは、回天に乗って戦死した隊員へ配慮したのかもしれないが、戦史としては問題がある。
回天による戦果は、本書に書かれているものよりかなり少ないであろう。

回天の作戦、潜水空母の作戦について詳述する一方で、水中高速艦についての記載が少ないのは、当時、日本海軍においては、水中高速艦に対する期待が少なかったためであろうか。
その後の潜水艦が水中高速艦になっていき、本書で詳述され、期待大であった潜水空母という艦種がなくなったことを考えると、日本海軍の先見性のなさを感じる。
その水中高速艦に関する記載が少ないのは残念である。

ともあれ、軍令部において、どのように潜水艦作戦が立案されたかを知るのに最適な書である。

自分の評価
★★★☆☆50点

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