タヌキおやじの日々の生活 吉村昭「虹の翼」を読破!!     

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吉村昭「虹の翼」を読破!!

あついあついあつい

虹の翼 〈新装版〉 (文春文庫)虹の翼 〈新装版〉 (文春文庫)
(2012/06/08)
吉村 昭

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久しぶりの吉村昭作品である。
吉村昭の小説で、艦船にまつわる小説は多いのだが、飛行機にまつわる小説は珍しい。
あ~、『零式戦闘機』があるか。
ともあれ、飛行機大好き人間の吾輩は、本屋でパラパラっと読んでみて衝動買いしてしまった。
いかんなあ(汗)

二宮忠八の生涯を書いた伝記と言ってよいのではないかと思う。
ちなみに、二宮忠八(にのみや ちゅうはち、1866年~1936年)とは、明治時代の航空機研究者。
伊予国宇和郡八幡浜浦矢野町出身。
陸軍従軍中の1889年、「飛行器」を考案。
その翌年には、ゴム動力による「模型飛行器」を製作。
軍用として「飛行器」の実用化へ繋げる申請を軍へ二度行うも理解されず、以後は独自に人間が乗れる実機の開発を目指したが、完成には至らなかった。
(ウィキペディア引用)

「飛行器」とは、飛行機のことで、忠八の命名だそうな。
吾輩も二宮忠八の名前だけは知っていた。
陸軍にいて、飛行機の研究をしていたが、失敗した人物ぐらいに思っていたのだが、実を言うと、かなりの成功を収めた人物であるようだ。
飛行機による初飛行には成功しなかったが、他分野においては成功しており、そのおかげで名を知られるようになったという側面もあるみたいだ。
忠八の先見性は、優れたものであったが、生まれたところが悪かった。
明治維新から日清戦争ぐらいまでのほとんどの日本人が「飛行器」について説明を受けても、真に受けないであろうと思う。
アメリカ人でさえライト兄弟が初飛行した時に半信半疑だったぐらいだもの。

模型飛行機で実験してみて成功して、それを実機にしてみようとした発想は優れている。
一方、ライト兄弟は、グライダーで実験してみて、それにエンジンを載せて飛行機の初飛行を成功させた。

まあ、忠八は、飛行機研究者だったわけだが、本書では、忠八の別の側面についても書かれている。
彼は、陸軍では看護兵(当時は看護卒といったみたいだ)であり、特に薬剤担当だったらしい。
そして、除隊後、当時、日本において勃興期の製薬会社に入社するのだが、かなりのやり手だったみたいだ。
意外な事実である。
まあ、飛行機の初飛行には成功しなかったが、おおむね幸せな人生を送った人物であるような気がする。
いろんなことに対する探究心が旺盛な人でもあったと思う。

特に飛行機に関する専門的なことはまったく書かれておらず、専門知識なしでも面白く読める一冊だと思う。

自分の評価
★★★★☆80点

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佐貫亦男「不安定からの発想」を読破!!
※ライト兄弟が飛行機による初飛行を成功させるまでを書いた本のレビュー。
本書を読んだ後に読んでおきたい本である。

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