タヌキおやじの日々の生活 高嶋哲夫「サザンクロスの翼」を読破!!     

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高嶋哲夫「サザンクロスの翼」を読破!!

城郭シリーズが一段落して久しぶりに読んだ本のレビュー。

サザンクロスの翼 (文春文庫)サザンクロスの翼 (文春文庫)
(2011/11/10)
高嶋 哲夫

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著者が同じである「虚構金融」と「ミッドナイトイーグル」がそこそこ面白かったので購入する。
現代を舞台としたその二作と違って、本作は太平洋戦争末期を舞台としている。
帰国子女で戦闘機乗りの海軍中尉、峯崎が主人公で、撃沈された航空母艦の整備兵、野村と、闇の運び屋の混血女、マリアが副主人公というところであろうか。
それと、人間ではないが、水上仕様に改装されたDC3輸送機(ダコタ)ももう一つの主人公であろう。
これが、サザンクロス(南十字星)の翼であろう。
飛行機好きは、わくわくするような構成である。

内容(カバー裏側より引用)
『1945年夏、いまや日本は敗戦寸前。
何もかも失い特攻でも死にそびれた男・漂着した島で孤独に暮らしていた整備兵・そして闇の運び屋をしている女―――。
それぞれの思惑を抱えながら、水上仕様に改装されたオンボロ輸送機(ダコタ)で、南太平洋の空を駆ける。
長く植民地支配を受けたこの地の自由と独立のために。
胸すく大活劇!』

粗探しをすると、設定に無理がありすぎると感じる。
第一に、太平洋戦争末期になると、南方戦線に飛行機を送るような余裕は日本にはなかったはずである。
だから、1945年夏に、フィリピンより南でゼロ戦が特攻作戦を行っていることはないと思う。
が、これは物語を面白くするための設定なのでゆるそう。
この小説は、水上機仕様のDC3が大活躍するのが醍醐味なのだから。
第二に、水上機パイロットというのは、陸上機パイロットがさらに訓練を積んで、水上で離着陸をできるようにしなければならないので、陸上機パイロットがすぐに水上機を操縦できるようになると言うものではないと思うのだ。
しかし、本小説では、そんな現実はお構いなしに、陸上機パイロットが簡単に水上機仕様DC3を操縦してしまうのだ。
が、これも物語を面白くするための設定なのでゆるそう。
第三に、零式艦上戦闘機55型というのが、最後に登場するのだが、主戦線から離れたこの地になぜ、新型機が。。。。という疑問も。。。
第四に、米海軍の空母部隊のグラマンは、日本空襲のために日本近海にいるはずなのでこの時期、東南アジアにはいないのではないかと。。。。
というふうに、粗探しをすればするほど、粗が出てくるのだが、このような読み方はしてはいけないと思う。
あくまでも、熱帯の美しい空をDC3が飛び回って、活躍するのを純粋に楽しめばよいと思う。
空のロマンを感じることができる一著である。

自分の評価
★★★☆☆55点

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