タヌキおやじの日々の生活 東野圭吾「学生街の殺人」を読破!!     

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東野圭吾「学生街の殺人」を読破!!

学生街の殺人 (講談社文庫)学生街の殺人 (講談社文庫)
(1990/07/06)
東野 圭吾

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東野圭吾の「学生街の殺人」を再読する。
前に読んだのが五年前だったので、ストーリーはほとんど忘れていた。
記憶に残っていなかったにもかかわらず、よくできたミステリーだなあと再確認した。
読み直してよかったというのが感想である。
東野圭吾の傑作の一つと言ってよいのではなかろうか。

内容(カバー裏面より引用)
『学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。
「俺はこの町が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して・・・・・・。
第二の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。
奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実!』

主人公は、大学卒業後、親に大学院に進学していると偽って、何になろうと言うのでもなく、なんとなくビリヤード場でアルバイトをしながら無為に過ごしている。
そんな主人公が、住む学生街において起きた連続殺人事件を解いていくうちに、己の進むべき道を導き出していくという若者の心の成長を書いている。
はじめは、主人公が機械工学科卒というところだけが、東野作品に特徴のある理系チックなところなのかと思いきや、事件は急展開をしだす。
エキスパート・システムという、一種の人工知能を使ったシステムが出てくるのだ。
殺された松木は、学生街に来る前にその開発に携わっていたというのだ。
そのシステムは、医療現場や製品の開発設計現場において、医者や技術者に助言を与えてくれるものだという。
小説中で、機械ができてしまうようなことしかできない人間は、機械に淘汰されてしまう。
機械にできないような何かを持っている人間にならなければならないというようなことが書かれていて、なるほどなあと考えさせられた。
エキスパート・システムというのは、レールに乗った人生というものを現わしているのかもしれない。
そのレール上の人生というのを主人公は拒否し、その対極にあるものを探そうとして、学生街に居続ける。
連続殺人事件は、エキスパート・システムに関わるものと、主人公の恋人であった広美の過去に関わるものが絡み合って、起きる。
人生をどう生きるべきかという人間の永遠の問いについて久しぶりに考えさせられるきっかけとなった一冊である。

自分の評価
★★★★☆85点

2013年1月27日改訂。

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
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「はやきこと風の如く、
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