タヌキおやじの日々の生活 黒鳥四朗著、渡辺洋二編「回想の横空夜戦隊」を読破!!     

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黒鳥四朗著、渡辺洋二編「回想の横空夜戦隊」を読破!!

今日は天気が良かった。

回想の横空夜戦隊―ある予備士官搭乗員のB‐29邀撃記回想の横空夜戦隊―ある予備士官搭乗員のB‐29邀撃記
(2012/01)
黒鳥 四朗

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今度は、横須賀海軍航空隊の夜間戦闘機搭乗員だった黒鳥四朗氏の手記を渡辺洋二氏が編集したものである。
二日ほどで読んでしまった。
ちなみに著者の黒鳥四朗(くろとり しろう、1923年~)は、大日本帝国海軍の戦闘機搭乗員(偵察員)であった。
夜間戦闘機、月光に搭乗し、倉本十三飛曹長とのペアで本土防空戦を戦い、B-29を6機撃墜した。
最終階級は中尉。だそうな。
本書を読んで、今は亡き、吾輩の母方の祖父が、学徒出陣で海軍航空隊の偵察員だったらしいのだが、特攻に行くために待機しているときに、飛行機が全滅して生き永らえたという話を聞いたのを思い出した。
吾輩の祖父と較べると、だいぶ、黒鳥氏は、華々しい戦果をあげたようだ。
太平洋戦争末期の学徒出陣した学生の中では恵まれた人といってよいと思う。

また、横須賀海軍航空隊とは、大日本帝国海軍で最初に設立され、終戦まで存続した航空部隊。
航空隊要員の教育・練成、新型機の実用実験、各機種の戦技研究を担当した。
戦況の押し詰まった1944年2月からは、実戦配備にも付いた。そうな。

まあ、戦技研究、新型機実験の部隊ということで、レーダー等の実験や新型機「天雷」の試験等の場面も出てくるが、メインは、B-29邀撃戦といってよいと思う。
著者のペアが月光に搭乗してB-29を連続撃墜するところは、本書のクライマックスといってよいだろう。
また、学徒出陣の予備士官たちがどのように招集されて、軍隊において、どのように扱われて、どのように戦ったのかが正直に書かれていて好感が持てる。
海軍兵学校出身者との軋轢や、事故や戦闘で亡くなる隊員たちについても書かれている。
具体的な数値とか戦果とかは全く挙げられていないが、学徒出陣の一予備士官がどのように戦争を感じていたか、知ることができて興味深い。
ただ、本人が幸運だったと言っているように、確かにそれほど戦争の悲惨さみたいな記述はないようだ。

J1N-14s.jpg
これが、黒鳥四朗氏が搭乗していた月光11型だそうな。
確かに電探がついておる。

と、また、話を戻すと、戦時中、パイロットにヒロポン(覚醒剤)を打つのは、よく行われていたらしいが、黒鳥氏も暗視ホルモンという一種のヒロポンを注射されて、戦後に副作用で悩まされたとのこと。
零戦パイロットの坂井三郎氏もヒロポンを注射されたと語っておられたが、本書を読む限り、その当時は、ヒロポンの危険性もあまり認識されていなかったみたいだ。
まあ、あまり深刻にならずに読める戦記である。

自分の評価
★★★☆☆50点

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コメント

本書をある図書館で偶然読んだ者です。
予備士官と海兵出の本チャン士官の確執など具体的生々しく書かれており一気に読み終えました。
一晩でB29を5機撃墜の様子は胸躍る場面でした。連装20ミリ機関砲の威力はさすがです。護衛戦闘機のつかない大型機はB29でも脆いものですね。
ドイツのBF110日本の一式陸攻も全く同じで鈍重な機体で敵地爆撃や敵艦雷撃行は死地直行でした。この月光も夜戦に僅かな光明を得たようです。
ただレーダー無し(役立たず)の偵察員はほとんど戦闘中はただの相談相手にしか過ぎない事も知りました。
操縦、射撃の倉本氏の手腕に脱帽いたします。
  • 2017-01-26 09:34
  • URL
  • ハマの退職者 です #-
  • Edit

Re: タイトルなし

どうも、ハマの退職者さん。

> 一晩でB29を5機撃墜の様子は胸躍る場面でした。連装20ミリ機関砲の威力はさすがです。護衛戦闘機のつかない大型機はB29でも脆いものですね。
B-29は、高高度爆撃の場合は撃墜がものすごく難しかったらしいですけどね。
中高度であったなら、多少は撃墜しやすかったかもしれないですね。

> ドイツのBF110日本の一式陸攻も全く同じで鈍重な機体で敵地爆撃や敵艦雷撃行は死地直行でした。この月光も夜戦に僅かな光明を得たようです。
月光は、確かにドイツのBf110に似ていますね。
戦闘爆撃機とかにも使えたと思うのですが、そうはならなかったのはざんねんな気がします。

> ただレーダー無し(役立たず)の偵察員はほとんど戦闘中はただの相談相手にしか過ぎない事も知りました。
> 操縦、射撃の倉本氏の手腕に脱帽いたします。
まあ、太平洋戦争の敗戦のひとつがレーダーを含めた科学技術の軽視でしょうね。
小生も多少技術に関する仕事をしているもので、日本の科学技術には少なからず関心があるんですよね。
  • 2017-01-26 13:40
  • URL
  • tatsunootoshigo #-
  • Edit

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