タヌキおやじの日々の生活 司馬遼太郎「俄―浪華遊侠伝」上下巻を読破!!     

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司馬遼太郎「俄―浪華遊侠伝」上下巻を読破!!

東京は、久方ぶりの雨であった。

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司馬遼太郎の長編作品は、ほとんど読んでしまったと思っていたが、調べてみるとまだ少々残っているみたいだ。
本作については、本屋で見るまで、その存在を知らなかった。
あまり話題にもなったことがないのではなかろうか。
そんなわけで、期待もせずに読んだのだが、これが意外にかなり面白かった。
ドラマ化されてもよさそうなぐらい面白い。
幕末の侠客、明石屋万吉を主人公とした作品である。

上巻の内容(カバー裏面より引用)
『「この銭、貰うた」。
逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、体を張った”どつかれ屋”として身を起こす。
やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。
そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。』
下巻の内容(カバー裏面より引用)
『「わが一生は、一場の俄のようなものだ」。
大侠客となった万吉は、播州一柳藩に依頼され、攘夷派の浪士たちが横行しだした西大坂を警備する侍大将を引き受ける。
おのれの勘と才覚を頼りに、場当たり的に幕末維新から明治の騒乱の中をたくましく生き抜いた”怪態(けったい)な男”の浮沈を描いた、異色の上方任侠一代記。』

ウィキペディアを見ると、少々事実と違うところもあるみたいである。
また、ウィキでは、万吉は、本作のモデルとなったと書いてある。
でも、名前も同じだし、モデルというか、実在の人物を脚色して書いたといってよいのではなかろうかと思う。
この人物は、大阪人の心の琴線に触れる人物なのである。
まさに、大阪人である司馬遼太郎の筆の対象になるのに、うってつけの人物であると言える。
ただ、関西人以外に共感を呼ぶかというと他県の人によってはふざけた奴だと思われるかもしれない。
この人物、さんざん痛い目に遭っていながら、結構、長生きしているのである。
89歳まで生きたというから当時としては、相当な長寿である。
普通の人とは、心臓の作りが違うのであろうか。

面白いのに、あまり話題にならない理由として、やはり剣とか戦とかがメインにはならないためかと思われる。
今でいう極道というと、暴力団とかで、犯罪行為を生業としている人々だが、昔の極道というのは、また、今とは、意味合いが少し違っているらしい。
万吉は、明治以後、儲けたお金で慈善事業を行うのだが、すっからかんになるまでやるというのが、読んでいて清々しい。
気分的にスッキリしたいときに読むことを勧める一著である。

自分の評価
★★★★☆85点

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現在、日本百名城攻略中!!
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