タヌキおやじの日々の生活 司馬遼太郎「最後の伊賀者」を読破!!     

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司馬遼太郎「最後の伊賀者」を読破!!

最近は、比較的平穏な日々なのであろうか。

新装版  最後の伊賀者 (講談社文庫)新装版 最後の伊賀者 (講談社文庫)
(2007/02/10)
司馬 遼太郎

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このところ、司馬遼太郎と吉村昭が続くが、バランスよくいろんなジャンルの読書をできないたちなので勘弁してほしい。
表紙の忍者の絵を見て手に取ってみる。
おぉ、これは面白そうだと。。。。
主に忍者を扱った短編集である。
すべてが、忍者ものではない。
なかには、ほかの短編集に掲載されているものもあった。
忍者物が、三編、絵師物が、二編、その他、二編であった。
意外に、司馬遼太郎の書いた絵師の短編が面白い。
まあ、ほとんどフィクションであろうけど。。。

内容(カバー裏面より引用)
『驚異的技術と凄まじい職業意識を持つ怪人たち、伊賀忍者はいかにしてつくられどのように生きたか。
城取り、後方攪乱、探索密偵等、戦国の武器として使いちらされた危険な傭兵、詐略と非情の上に成り立つ苛酷な働きが、歴史の動きに影響を与えた不思議な人間たちを、自在に描く短編等、魅力溢れる7編を収録。』

一編目が、「下請忍者」。
伊賀の下忍、猪ノ与次郎は、下忍の立場に嫌気がさし、伊賀を脱走する。
その行く末はというお話。。。。
これもどこかで読んだような気がする。
短編集の性質上、仕方がないのかもしれないが、複数の短編集に同じ短編を入れるのはやめてほしい。

二編目が、「伊賀者」。
これまた、伊賀の下忍、源蔵は、師匠、杉ノ坊が殺されたことを知る。
その犯人は、兄弟子のいずれからしい。
おまけに、周辺では、ときおりしも新興宗教が流行っていた。
それらを手繰っていくと、大和郡山城の筒井順慶のところに行き着いた。
ひょんなことで、筒井順慶の重臣から依頼を受けることになるが。。。
その内容は、意外なものであった。
これは、結構、面白かった。
ちなみに、筒井順慶は、坊主出身であったがその息子、定次は、キリシタンになった。
このへんのことも興味深い。

三編目が、表題作である「最後の伊賀者」。
3代目、服部半蔵正就は、父である正成の死後、伊賀同心200人の支配を引継ぐ。
しかし、配下の同心たちの反発を招き、ついに伊賀同心が寺に篭って正就の解任を要求する騒ぎに至った。
その際に、首謀者となったヒダリという忍者を題材にした話。
3代目は、扱いの難しい忍者を統率することになって、まあ、えらい目にあったと。。。
織田信長でさえ、伊賀を征服するときは、苦労したほどだから、実力が伴っているとは言えない3代目が、気難しい忍者たちを率いることになったのは、悲惨としか言いようがない。
この後、正就は、大坂夏の陣で行方不明となり、服部家は、桑名藩で続くことになったそうである。

四編目が、「外法仏」。
司馬遼太郎には、珍しく平安時代のお話。
皇子の誕生をめぐって、紀氏と藤原氏が権力争いをし、藤原氏は、一門の坊主である恵亮に祈祷を依頼する。
恵亮のまえには、謎の巫女があらわれ、契りをかわすようになる。
そして、その行方は。。。というお話。

五編目が、「天明の絵師」。
五、六編目の絵師の小説が意外に面白かった。
呉春(1752年~1811年)は江戸時代中期の絵師だそうな。
与謝蕪村の弟子である。
器用な人であったようだ。
おおむね、史実に沿って、小説は書かれている。
蕪村が死んで、応挙に接近してから名声が上がったのは皮肉なことである。
しかし、後世の評価は、当時は売れなかった蕪村のほうがずっと上であると。。。

六編目が、「蘆雪を殺す」。
蘆雪とは、円山応挙の弟子だそうな。
応挙は、なんでも鑑定団によく出てくるので知っていたが、蘆雪は知らなかった。
この人も、問題の多い人だったみたいだ。
そんなわけで、小説の題材にするには、うってつけの人物であったと。。。

七編目が、「けろりの道頓」。
これは、他の短編集「おれは権現」に掲載されていたので省略。
参考
司馬遼太郎「おれは権現」を読破!!

まあ、そこそこ面白い短編集であった。
買う価値はあると思う。

自分の評価
★★★60点

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
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「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
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 動かざること山の如し」。
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