タヌキおやじの日々の生活 佐藤優「世界インテリジェンス事件史」を読破!!     

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

佐藤優「世界インテリジェンス事件史」を読破!!

昨日は天気が良かったので、暑かった~

世界インテリジェンス事件史世界インテリジェンス事件史
(2011/09/07)
佐藤 優

商品詳細を見る


東日本大震災が起こった、ちょっと後に刊行された本である。
読書量が多い人の文章は読みやすい。
これは、スポーツ選手や監督の本を読んでいても感じていることである。
読書をして、考えて、頭の中を整理する過程で、読みやすい文章を書くスキルが自然と身につくものと思われる。
本書も、佐藤氏の教養の深さが感じられる。
ただ、本書で主張されている意見としては、吾輩としては違うんではないかと思うところは多々あった。

目次はというと、、、
序言
第1章 インテリジェンス戦争の舞台裏
第2章 主要各国のインテリジェンス機関
第3章 「失われたインテリジェンス大国」日本~新・帝国主義時代を生き残る知恵

内容としては、ゾルゲ事件、リトビネンコ事件、A・アイヒマン拉致事件、「ヨムキプール戦争」でのイスラエルの失態、米国で摘発されたロシア対外諜報庁・スパイシンジケート「美しすぎるスパイ」事件、北朝鮮の美人スパイ―元正花、現代のマタハリ事件、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件、韓国・大延坪島砲撃事件、尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件、CIA、KGB、GRU、欧州諸国の情報機関、モサド、北朝鮮の情報機関、中国の情報機関、ウィキリークス、日本陸軍の教科書「統帥参考」、日本における新たに設立されるべき情報機関について書かれている。

佐藤氏の主張は、いままで吾輩が読んだ本から考察するに、多分にロシア寄り、イスラエル寄りであると感じる。
例えば、リトビネンコ事件については、ロシアの情報機関によるものではないとしている。
ロシアの情報機関であるならば、証拠を残すようなことはしないからだとのこと。
しかし、吾輩からすると、当時、ロシアの国際的地位は、低下しており、示威行為としてリトビネンコを見せしめ的に暗殺したのではないかと思う。
まあ、佐藤氏が、ロシア筋から日本の世論をロシア寄りにするために依頼されて書いているという可能性もなくはない。
また、インテリジェンス能力というものは、国力に比例するのだそうな。
CIAがKGBに勝ったのは、結局、アメリカがソ連に対して経済力において凌駕していたからだとする。
なので、北朝鮮の情報機関が、いかに優れていて、一回戦、二回戦で勝利を収めても、最終的には、日本をはじめとする大国には勝てないとのことである。
また、大日本帝国陸軍の教科書であった「統帥参考」についても書かれている。
本書で掲載されている部分を読んだに過ぎないが、よく出来ている戦略戦術の教科書であるなと感じた。
この通りやれば、もう少しまともな戦ができたであろうに。。。。
そして、佐藤氏は、戦中戦前の日本はインテリジェンス大国であったとする。
ただ、国や軍の指導者が、情報部門が得たインテリジェンスを活用する術を知らなかったのではなかろうかと思う。
インフォメーションからインテリジェンスを抽出するような仕事は、職人的な仕事なので、日本人は元来、得意である。
ただ、それらのインテリジェンスを活用する人材、リーダーの才能を持った人が少ないように感じる。
佐藤優氏にしろ、濱嘉之氏にしろ、おそらく、優秀な官僚であったであろうと思う。
ただ、リーダーとしては働いた場合は、どうなのであろうかと思う。
両者とも、非常にインテリジェンスや安全保障や外交や治安の分野では、優れた意見を述べているが、他の分野については苦しいものを感じる。
結局のところ、あらゆる分野の人材を束ねるリーダーの才能を持った人の欠乏が今の日本の弱点なのであろうなあと思った。

ともあれ、インテリジェンスについて書かれた本だが、ビジネスにも役立つ本であると思う。

自分の評価
★★★★☆80点

ポチっとお願いしますm(_ _)m
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
スポンサーサイト

コメント

佐藤さん

こんにちは。

佐藤さんの本は数年前から読んでいます。

多作の人ですが、その分(かどうかわかりませんが)本の密度にばらつきがあるように感じます。

ご紹介の本は読んだことがありませんが、面白そうですね。
読んでみたいです。
  • 2013-07-03 15:02
  • URL
  • よんちゃん #-
  • Edit

Re: 佐藤さん

よんちゃんさん、コメントありがとうございます。

> 多作の人ですが、その分(かどうかわかりませんが)本の密度にばらつきがあるように感じます。
そうですね~、確かに当たり外れが大きいかもしれないですね。
本作は、著者の経験を語るというより、世界で起こったインテリジェンスにまつわる事件を著者なりに解説していくという感じです。
読んで損はない一冊だと思いますよ。

これからもコメントいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
  • 2013-07-03 20:24
  • URL
  • tatsunootoshigo #-
  • Edit

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

tatsunootoshigo

Author:tatsunootoshigo
関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
座右の銘は、
「はやきこと風の如く、
 静かなること林の如し、
 攻めること火の如く、
 動かざること山の如し」。
よろしくです。
コメント、トラックバック、相互リンク、大歓迎です。

サイト内検索

日本百名城のインデックス

百名城インデックスへ

百名城以外のインデックス

百名城以外インデックス

博物館などのインデックス

博物館などのインデックス

タヌキおやじの足跡

タヌキおやじの足跡

※本ブログにおける訪問した場所の記事とグーグルマップを関連付けたホームページです。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 その他趣味ブログへ blogram投票ボタン

広告・宣伝

whiteheights-banner3.jpg

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。