タヌキおやじの日々の生活 村上龍「すぐそこにある希望」を読破!!     

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村上龍「すぐそこにある希望」を読破!!

すぐそこにある希望すぐそこにある希望
(2007/06/30)
村上 龍

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村上龍の著作を読むのは久しぶりである。
だいぶ昔に「半島を出でよ」を読んだきりである。
これも家に読まずに置いてあった。
エッセイ集なので、題材とする時事問題が6年くらい前のものであるが、その当時、知識人が考えていたことがどの程度、的を得ていたのか、または、的外れであったのかを検証する上でこういったものを時が経ってから読むことは意義があると思う。

目次
1 Wednesday,June 22,2005 10:25 AM クール・ビズと経済制裁
2 Monday,July 18,2005 10:38 PM 貧乏な老人はどう生きればいいのか
3 Sunday,August 28,2005 11:25 PM 北朝鮮コマンドの「文脈の断片」
4 Sunday,September 25,2005 11:38 PM 「この程度」の外交能力
5 Thursday,October 27,2005 10:26 PM 現代を象徴するキーワードは「趣味」
6 Thursday,November 24,2005 3:32 PM 「微妙な違い」が差異のすべて
7 Thursday,December 22,2005 1:56 PM 「戦争概念」の変化
8 Saturday,January 28,2006 12:52 AM ライブドア事件と大手既成メディア
9 Sunday,February 26,2006 9:40 PM 民主党と永田元議員の悪夢
10 Sunday,March 19,2006 11:39 PM 大手既成メディアが滅亡する日
11 Sunday,April 23,2006 12:23 AM 「カンブリア宮殿」と「成功者」
12 Thursday,May 25,2006 1:12 AM 攻撃とリスク(ドイツW杯①)
13 Thursday,June 29,2006 5:27 PM 惨敗は洗練と閉塞の象徴(ドイツW杯②)
14 Tuesday,July 25,2006 1:13 AM 北朝鮮のミサイルで大騒ぎ
15 Monday,August 28,2006 8:57 AM 日本はハワイを買えばよかった
16 Wednesday,September 27,2006 11:02 PM レバノン侵攻より梅雨明けが重要なのか
17 Friday,October 27,2006 1:05 AM 北朝鮮が核実験をした、らしい
18 Tuesday,November 21,2006 6:55 PM ソウル明洞の屋台で考えたこと
19 Friday,December 22,2006 1:59 AM 国家と個人の優先事項
20 Monday,January 29,2007 3:04 AM 「半島を出よ」の亡霊のような影響力
21 Tuesday,February 27,2007 12:22 AM 「もっと多く救えたはずだ」とシンドラーは・・・
22 Friday,March 30,2007 6:50 PM 不祥事で、会社経営者はなぜペコペコ謝るのか
23 Friday,April 27,2007 1:18 PM 「NO」にあたる否定語がない日本
24 Thursday,May 31,2007 3:39 PM 「どう生きるのか」という問いのない社会

文中で「文脈」という言葉が出てくる。
アメリカの映画でニコラス・ケイジ主演の「ウィンドトーカーズ」というのがあった。
吾輩も見たことがあったので覚えている。
米軍は、暗号にナバホ族の言語を用いて、日本軍に解読されないようにしていたため、通信兵にナバホ族の若者を用いてた。
そのナバホ族の通信兵が日本軍の捕虜にならないようにニコラス・ケイジ扮する歴戦の猛者が護衛につくのだが、ある事情から、ナバホ族の通信兵が日本兵になりすまし、ニコラス・ケイジが捕虜役になって、日本軍の陣地に潜入することになる。
そこで、ナバホ族の通信兵が日本軍陣地で言った言葉は「ホリョダ、ホリョダ」の繰り返しで、実際にそんなことがあったら、すぐに撃ち殺されてしまうだろうとのことであった。
吾輩もこの映画を見て、ひどい映画だなあと思ったのを覚えているので、そのとおりと感じる。
この映画を見て、村上龍は、脚本が、旧日本軍と日本語の文脈に対応できていないと感想を述べている。
ここでいう文脈とは、言葉だけでなく相手の文化や考え方、価値観なども含まれると考える。
「ウィンドトーカーズ」の監督は、この映画が日本で上映されることもわかっていたはずである。
日本人が見てどのように感じるかを考えるべきであったと思う。
日本人が見て違和感がない映画であれば、それは完成度の高い映画であると言える。
しかし、「ウィンドトーカーズ」はとても、及第点をあげることはできないと思う。
一方、「半島を出よ」はどうであったかを考えた。
おそらく、北朝鮮の情報部で日本を担当する部署などは、この小説を読んでいるのではないかと思う。
彼らは、「半島を出よ」を読んで、どのように感じただろうか。
国際化が進んだ社会においても、文脈を対応させるというのは、困難であるが、文脈を対応させることができれば、様々な分野において強みとなるであろう。
と、本書を読んで、そんなことを感じた。
郵政選挙、ライブドア事件、北朝鮮のミサイル発射、核実験、ドイツW杯の惨敗、、、といろんなことがあったなあと思い、それが現在にどのようにつながっているかを考えさせられる。
まあ、興味がある人は読んでみても良い本かと思う。

自分の評価
★★★☆☆55点

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関東育ちの三十路親父です。
今は、関東に住んでいます。
現在、日本百名城攻略中!!
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「はやきこと風の如く、
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