タヌキおやじの日々の生活 城山三郎「官僚たちの夏」を読破!!     

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城山三郎「官僚たちの夏」を読破!!

官僚たちの夏 (新潮文庫)官僚たちの夏 (新潮文庫)
(2011/06/01)
城山 三郎

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城山三郎の「官僚たちの夏」を再読する。
主人公、風越信吾が傲慢すぎてなんか辟易した。
60年代ということで、おそらく日本の官僚が評価されていた時代の作品だと思う。
官僚が非難されまくる今のような時代が来るとは当時は考えられなかったであろう。

内容の紹介(カバー裏面より引用)
『「国家の経済政策は政財界の思惑や利害に左右されてはならない」という固い信念で通産行政を強引、着実に押し進め、次官への最短コースを疾走する”ミスター・通産省”風越信吾。
高度成長政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、通産省という巨大複雑な官僚機構の内側における、政策をめぐる政府・財界との闘いと、人事をめぐる官僚間の熱い闘いをダイナミックに捉える。』

90年代にバブルが弾けて、しばらく政治が機能していない状況で、日本の政府が機能しているのは、日本の官僚の優秀さを示すものとされ、その後、失われた十年が経過すると、今度は、官僚が既得権益を離さないのが、改革を阻む要因だとして、官僚が徹底的に悪者とされた。
そして、民主党政権が成立して、脱官僚政治なるものを遂行しようとすると、民主党は、なにもすることができず、結局、結論としては、政治家が官僚を使いこなせないのが問題であり、ひいては、その政治家を選ぶ国民に問題があるということが明らかになったのである。

しかし、官僚は、国民、国家の公僕であるべきという吾輩の持論からすると、本書の主人公、風越はいささか思い違いがはなはだしいような気がする。
と、あくまでもフィクション小説のキャラクターに対して、怒りを感じた。
背景としては、当時の日本の産業は、厚い関税障壁によって保護されていたわけであり、その保護は、早かれ遅かれ、取り除かなければならないのだが、それを時期尚早とする派閥と、今がその時とする派閥との争いがあった。
また、保護を取り除いた時のために、産業を強化しておかなければならず、そのための法案を通そうと、風越たちは画策するのであった。

なにぶん、吾輩が生まれる前の時代を舞台にしているので、分からないところも多いが、90年代からの官僚・政治家たち、世の中を見るに、時代の流れというのがあって、それには抗えず、また、時代の流れは、時と共に激変するものであるということを感じる。
高度成長期の官僚の雰囲気を知るには、いい小説であるような気がする。

自分の評価
★★☆☆☆30点

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