タヌキおやじの日々の生活 フラウィウス・ヨセフス「ユダヤ戦記」2巻を読破!!     

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フラウィウス・ヨセフス「ユダヤ戦記」2巻を読破!!

ユダヤ戦記〈2〉 (ちくま学芸文庫)ユダヤ戦記〈2〉 (ちくま学芸文庫)
(2002/03)
フラウィウス ヨセフス

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1巻を読了してからかなり間が空いたが、2巻を読み終えた。
1巻は、著者が生を受ける前のユダヤ人の歴史であったが、2巻は、著者が当事者であり、現場証人である。
著者のヨセフスは、本書では、ヨセポスとして登場する。
この人は、ユダヤ戦役の初戦で一地方の指揮官として戦うが、投降してローマ軍と行動を共にすることになる。
まあ、読んでいくと、はっきり言って、控えめに言っても、軽率の謗りは免れえない人であると思う。
それにしても、ユダヤ人の狂信的というか、頑迷というか、その性向は、本書を読んでいると、なんとかならんのかと思わされる。
勝ち目がなくなったら、さっさと手を挙げればよいものを最後の最後まで戦って、玉砕とかするのである。
まるで、太平洋戦争の日本軍みたいである。
ユダヤ人たちは、本書によると、かなりの兵力を持っていたように書かれているが、それはかなりの誇張であり、実際は、城壁を頼りにローマ軍と戦うしかなかったようだ。

目次
ウェスパシアノスの登場
ウェスパシアノスのガリラヤ侵攻はじまる
ヨタパタの攻防戦―――ヨセポス、捕虜となる
ウェスパシアノスの進撃つづく
ウェスパシアノス、ガリラヤを平定する
エルサレムの内部抗争
イドメヤ人の新規参入
ネロン帝の死、パレスチナの形勢、ローマの内乱
ウェスパシアノス、軍隊により皇帝に擁立される
ウェスパシアノス、ローマへ向かい、ティトスをエルサレムへ送り込む
城内での争いとティトスのエルサレム到着
エルサレムと神殿
エルサレムの城壁破られる
ティトス、降伏を呼びかける
不安と絶望の日々
ティトス、最後の作戦会議を主催する

ナナミンの「ローマ人の物語」でも出てきたウェスパシアノスとその息子ティトスとユダヤ民族が主人公と言ってよいと思う。
ユダヤ人たちが住む城郭都市を北から攻め潰していき、本巻の後半では、とうとうエルサレムの攻略に入る。
さすがに、ユダヤ人の首都だけあって、エルサレムは難攻不落であった。
だが、ユダヤ人の内部でも、やはりというべきか内ゲバがあるのである。
著者ヨセポスは、叛乱の首謀者であるユダヤ人たちをぼろくそに描きながらも、自分は、必死に彼らに投降を呼びかけたとして、自己弁護を行っている。
当時のエルサレムは、三重くらいの城壁がはりめぐされていた。
だから、一つ城壁を破壊して、侵入しても、さらに戦いは続いた。
そして、エルサレムの中心部である神殿を落とすまで攻略戦が続くことになるわけである。
神殿を落とすところは、3巻なので、2巻は、その直前までである。
まあ、城壁の近くに土塁を作って、櫓をあげて、破城槌で城壁を破壊して、侵入するということを何度も繰り返すわけである。
当然、ユダヤ人側もそれを阻止すべく、ローマ軍が作った建造物を壊そうとしたり、作業を邪魔しようとしたりするわけである。
「ローマ人の物語」では、ストラトジーとタクティクスは、書かれていたが、バトルは書かれていなかった。
が、本書では、バトルに多くを割いている。
まあ、ユダヤ戦役に焦点を絞っているから当然と言えば当然だが。。。
原理主義者みたいな人とか狂信的な人たちを相手にするのは、大変だと読んで感じた。
話し合いが成り立たないんだもの。
まあ、1巻と較べて、著者の体験や聞いたことに基づいて書かれた部分なので、本巻は非常に読みやすい。

自分の評価
★★★☆☆55点

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