タヌキおやじの日々の生活 フラウィウス・ヨセフス「ユダヤ戦記」3巻を読破!!     

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フラウィウス・ヨセフス「ユダヤ戦記」3巻を読破!!

ユダヤ戦記〈3〉 (ちくま学芸文庫)ユダヤ戦記〈3〉 (ちくま学芸文庫)
(2002/04)
フラウィウス ヨセフス

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ユダヤ戦記の最終巻である。
エルサレムが陥落するところからマサダ砦での最後の抵抗までが描かれる。
著者が自分の筆で書いているのは、開戦前夜からエルサレムの陥落までで、あとは、他書を引用したりした場合が多いようである。
自然と、自分の筆のみで書いた部分は読みやすく、他は訳分からなく、読みにくい。

目次
アントニアの塔陥落する
神殿炎上
ローマ軍の軍旗、神殿の中庭に立てられる
ティトス、都へ入城する
戦い終わって
ローマ市民の歓迎と凱旋式
要塞の攻略
最後の砦マサダの陥落
エジプトに逃れたシカリオイほか
関連地図
ユダヤ史を中心とする年表
訳者解説
訳者あとがき

最後に読みたいのが、訳者解説である。
本書が書かれた背景と、どの部分が誇張であるのかを解説している。
また、キリスト教徒は、本書をイエスを認めなかったユダヤ人がどのようになったかを書いたプルーフテキストとして使用した。
つまり、イエス・キリストを処刑したばっかりにユダヤ民族はこうなったのだという反ユダヤ主義の立場から本書を使用したと。。。。
また、本書の書かれた背景には、皇帝となったウェスパシアヌスが、己の業績を後世に残そうとしたことがあるらしい。
そして、敵方であるユダヤ人の筆によるものとなれば、その業績はさらにいろどられる。
また、ローマ側についたユダヤ人の王アグリッパスが己の立場を弁明するために、また、ヨセフスはヨセフスで、己が降伏してローマ軍と行動を共にしたことを弁明するために、書いたと、訳者はしている。
まあ、妥当な解釈であろうと思う。
また、本書は、なんども改変されているということだ。
日本の「信長公記」などでも、その状況に応じた改変は見られることだ。
そこからは、悪く言えば、ヨセフスの時の権力者に対する媚び諂いみたいなものを感じ取ることができる。
まあ、そうせざるを得なかったんだろうけどね。
そもそも、ユダヤ教の教義からすると、神と皇帝の二者から支配を受けるというのは、矛盾していることであって、ユダヤ人がこうなるのは、必然だったとする。
あんまり、厳格すぎる教義は、身を滅ぼしますよということであろうか。
ほどほどがよいと。。。。
あと、吾輩が思ったのは、ユダヤ側の指導者に関する記述は、盗賊だとか、叛徒だとか、いろいろとひどいものになっているが、この辺は、ユダヤ人側に立った反論が欲しいところである。
ユダヤ人指導者がどのような人物であったか、公平な目で見たいところである。

自分の評価
★★★☆☆55点

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