タヌキおやじの日々の生活 齋木伸生「フィンランド軍入門―極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち」を読破!!     

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齋木伸生「フィンランド軍入門―極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち」を読破!!

フィンランド軍入門 極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち (ミリタリー選書 23)フィンランド軍入門 極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち (ミリタリー選書 23)
(2007/08/31)
齋木 伸生

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軍事物でも、太平洋戦争、日露戦争関連ばかり読んでたのでは偏るなあと、また、さすがにそれらばかり読んでてもあまり新しく得る知識はないなあと思っていたので、フィンランド軍に関する本を読んでみた。
フィンランドは、帝政ロシアが倒れた後に独立し、独立戦争、ソ連との冬戦争、継続戦争、ドイツとのラップランド戦争を戦った。
日本人から見ると、フィンランドというと、ノキアとかサンタクロースとかF1ドライバーとかの印象しかないが、本書を読むことで、フィンランドの歴史の一端を知ることができる。
フィンランド人は、民族的には、主に古モンゴロイドの血統を受け継いでいるようだ。

内容(カバー裏面より引用)
『第二次世界大戦前夜、革命の輸出と膨張への野望に溢れていた社会主義大国、ソビエト連邦は、隣国である北欧の小国、フィンランドに侵攻を開始した。
圧倒的兵力を前に、瞬く間に国土を蹂躙されるかにみえたフィンランド。
だがその時、祖国の危機を救う一人の英雄が現れた。
本書は、1939~45年のフィン・ソ戦争において奇跡といえる奮戦を果たし、ついに独立を守り抜いたフィンランド軍を、あらゆる視点からとらえた入門書である。
冬戦争、継続戦争、ラップランド戦争の詳細な経過をはじめ、陸海軍の主要装備、編成や軍装についても網羅している。
さらに独立から大戦後の発展についても章を割いて解説。
フィンランド軍のすべてを概観できる、理想的な一冊となっている。』

目次
序章 第二次世界大戦までのフィンランド軍
第一章 フィンランド軍の戦歴
 第一節 冬戦争
 第二節 継続戦争
 第三節 ラップランド戦争
第二章 フィンランド軍の兵器と装備
 第一節 陸上兵器・小火器
 第二節 艦船・小型艦艇
 第三節 航空機
第三章 フィンランド軍の編成・軍装
 第一節 フィンランド軍の発展、編成
 第二節 フィンランド軍の軍装
フィンランド救国の英雄 マンネルヘイム伝
第四章 第二世界大戦後のフィンランド軍
カラーギャラリー
 戦争博物館・戦跡
 装備・徽章・勲章

日本もフィンランドも枢軸国側に立って戦ったわけであるが、いろいろと事情が違うにしても、フィンランド首脳の政治判断は、きわめて的確である。
その的確な判断は、フィンランドの主権と独立を守り、日本のように無条件降伏に追い込まれることを防いだ。
その立役者になったのが、マンネルヘイム元帥であった。
ちなみに、カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム(1867年~1951年)は、フィンランドの軍人、大統領。
フィンランド軍の最高司令官としてフィンランド内戦、冬戦争、継続戦争を指揮した。
そうな。
この人は、はじめは、帝政ロシア軍の下で軍歴を積んでおり、日露戦争、第一次世界大戦にも騎兵指揮官として従軍している。
この人の伝記とか自伝とかがあったら読んでみたいと感じた。
とくに日露戦争での戦いについてどのように感じていたかを知りたいと思う。
この人は、帝政ロシア軍で軍務についていたし、その崩壊後は、世界各地を旅行したりして、海外経験が豊富な人物であったようだ。
太平洋戦争において活躍した日本軍の将軍が海外駐在経験がある人物が多かったのを見ると、名将の条件として、海外経験などをして己やいろいろなことを客観視できることが挙げられるのかと思う。
話は戻るが、フィンランド軍は、1939~1940年に、ソ連に対する防衛戦争である冬戦争を戦い、1941~1944年に、同じくソ連に対する継続戦争を戦い、1944~1945年に、フィンランド領内にいたドイツ軍を相手にラップランド戦争を戦った。
フィンランドは、自国で兵器を生産する能力をほぼ持たなかった。
だから、フィンランド軍が使用した兵器は、輸入した兵器や、捕獲兵器や、それらの改造兵器であった。
吾輩から見ると、ドイツ製のMe109G型と三号突撃砲以外は、二線級の兵器ばかりのように感じるが、フィンランド人はそれらをうまく使いこなすのである。
それにしても、継続戦争において、マンネルヘイムらは、日本がアメリカに宣戦して、アメリカが連合国側についた時点で、枢軸国側の敗北は決まったとして、戦力を温存して、来るべき防衛戦に備える訳である。
すごい冷徹かつ的確な判断力であると思う。
フィンランドが独立を守りぬけた背景には、その地勢的な守り易さもあったとはいえ、マンネルヘイムらフィンランド首脳の判断力とフィンランド軍兵士の優秀性はすごいものがある。
フィンランド人の戦い様、生き様は、日本に住む我々にも参考になるものであると思った。

自分の評価
★★★★☆75点

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