タヌキおやじの日々の生活 兵頭二十八「無人機とロボット兵器」を読破!!     

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兵頭二十八「無人機とロボット兵器」を読破!!

無人機とロボット兵器無人機とロボット兵器
(2009/12/22)
兵頭 二十八

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最近、アフガンで大活躍というか、暗躍しているロボット兵器について書いた本である。
著者の兵頭氏は、陸自に二年間勤めた後、東工大の院を修了した人だそうな。
自衛隊出身者に多いが、かなり右寄りの方であると思う。
今、有名なのは、グローバルホークとかプレデターとか言われる、無人航空機と、無人偵察車であろうか。
それらについて、詳述すると同時に、他の無人機、例えば、海中で行動するものなどについても頁が割かれている。
また、近い将来来るであろうロボット兵器たちによる戦いの様相について書いている。
また、題名が「無人機とロボット兵器」であるのに、ディーゼルエンジンの歴史や今後についても、いろいろと書かれていて、脱線している感じを受けた。
まあ、ロボット兵器には、小型ディーゼルエンジンが最適であるという理由で、ディーゼルエンジンについて書いているのだろうが、少しばかりバランスを欠いていると思う。

内容の紹介(カバーより引用)
『ビル・ゲイツは、現在の軍用/民用ロボットが、ちょうど1980年当時のコンピュータと同じ通過点にさしかかっている、と見ている。
1980年から10年後には、パソコンがすべての大学に普及し、1995年には「ウィンドウズ」の世界支配が始まった。
つまりビル・ゲイツは、今から15年後の2024年には、高性能で適価のロボットが、世の中にごくありふれた、なおかつ、それなしではだれも仕事ができないくらいに必須な道具になっているに違いないと、未来を先読みしている。
米軍が主導する軍用ロボットのソフトウェアが民間へ売り出されたとき、それが世界の生産現場を支配する、第2第3の「ウィンドウズ」となるであろう。
日本がいくらモノを輸出しても、貿易黒字は激減してしまうに違いない・・・。』

目次
序章 ロボット軍時代の国際法はどうなる?
第1章 海洋戦闘のロボット化
第2章 空対地作戦のロボット化
第3章 地上戦闘はどう変わるか?
あとがき

プレデターとかグローバルホークみたいな、無人航空機は、小型のものについては、もうあまり高度な技術ではなくなっているようだ。
しかし、自衛隊は、その技術に大幅に遅れているという指摘をされている。
まあ、その通りであろうと思う。
尖閣諸島海域などは、P3Cで哨戒するより、グローバルホークなどの無人機で哨戒する方が、よっぽど安上がりだし、人が疲労することもないであろう。
今の自衛隊を見ていると、ヘリ空母や戦車などの正面装備を充実させることに力を入れすぎて、無人機などの装備を充実させることに不熱心であるように感じる。
吾輩が思うに、陸自は、10式戦車を開発したけど、74式戦車を改修するだけで十分だったのではないかと思うのである。
周囲を海で囲まれている日本は、原則として、制海権と制空権を握っていれば、大部隊が日本本土に侵攻して戦車戦が起きる可能性は低いと感じるからだ。
また、ヘリ空母を4隻持つことになるという話だが、コストパフォーマンスの面で非常に疑問を感じる。
吾輩の素人考えかもしれないが、ヘリ空母を持つお金より少ないお金で潜水艦戦力を増やした方が、戦力的には上なのではないかと思うのだ。
ただ、感情としては、海自が空母を持ちたいという気持ちは分かるような気がする。
しかし、国民は、特定秘密保護法案のようなものについては、反対するが、正面装備に金をかけることは反対しないのである。
吾輩が思うには、空母とか戦車は極力調達しないで、ステルス戦闘機・無人機の調達・開発と潜水艦の調達・開発に力を注いで、情報機関を創設し、秘密にすべき情報は秘密にするようにしたほうが、国民にとっても、国家にとっても、税金が効率的に使われるということになったり、無駄に使われることがなくなったりということで、良いのではなかろうかと思うのである。

話はそれたが、米軍は、無人機の水中版として、潜水艦が魚雷発射口から発進させる水中無人機の研究を進めているという話は、興味深かった。
基本、それらに、機雷の発見と除去をさせるという構想らしいが、それにさらに戦闘能力を付与するという構想もあるらしい。
昔、日本海軍では、「回天」という兵器があったが、それの無人版と言ってよいと思う。
昔、ガンダムでニュータイプがファンネルという兵器を使っていたことがあったが、あれと似たようなものが、考えられているのだなあと思った。

また、兵頭氏は、最近は、GPSによって20m位の精度で弾道弾を敵軍港の軍艦に命中させることができ、戦端が開始されるや、そのようにして、敵艦隊の戦力を撃滅すべきだという。
なんか、怖い考えだなあと感じた。
こちらが、それをするということは、対抗策として、敵方もそれを当然にしてくることが予想されるからだ。
なんか、兵頭氏の考えは、視野が狭いように感じる。
フォークランド紛争で、イギリスは、作戦海域を限定して、それらの海域に入った軍艦だけを撃沈することにし、限定戦争とした。
いろいろな条件が違うので、短絡的に比較はできないが、敵基地を攻撃してしまうと、全面戦争になる可能性が高いと思う。
あくまでも、不幸にして尖閣諸島をめぐる戦争が起こったような場合でも、限定戦争になるようにすべきだろう。
ともあれ、そこそこに面白い読み物であったと思う。

自分の評価
★★★☆☆55点

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