タヌキおやじの日々の生活 赤塚聡「ドッグファイトの科学―知られざる空中戦闘機動の秘密」を読破!!     

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赤塚聡「ドッグファイトの科学―知られざる空中戦闘機動の秘密」を読破!!

ドッグファイトの科学 知られざる空中戦闘機動の秘密 (サイエンス・アイ新書)ドッグファイトの科学 知られざる空中戦闘機動の秘密 (サイエンス・アイ新書)
(2012/09/20)
赤塚 聡

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現代の戦闘機の空戦について書いた本である。
著者は、航空自衛隊のF15パイロットであった人らしい。
日本の航空自衛隊のパイロットの技量は、かなりのものだという話なので、本書の著者も選ばれた人物であったと言えると思う。
吾輩、戦記とかはよく読むけど、空戦について掘り下げたものを読んだのは、これが初めてだなあと読み終わって思った。
戦闘機の飛行から始まって、その機動、操縦方法、空戦の技術、コックピットの仕組み、空戦の歴史など、非常に興味深い内容になっている。
また、客観的な書き方である一方で、わかり易く書かれているとも思う。

目次
はじめに
第1章 戦闘機の機動の基本を知る
第2章 各種の基本戦闘機動
第3章 戦闘機に搭載される武装
第4章 戦闘機の戦い方
第5章 曲技飛行の技
第6章 素朴な疑問
参考文献

空対空ミサイルにも三種類あるそうだ。
赤外線ホーミング型に、セミアクティブレーダーホーミング型、アクティブレーダーホーミング型だそうな。
順番に、敵機のジェットエンジンの赤外線を探知して追尾する型と、自機のレーダーが捉えた敵機を追尾する型と、ミサイル自身のレーダーが捉えた敵機を追尾する型だとのこと。
それぞれ、長射程、中射程、短射程のものがあるのだそうな。
一番初めに、レーダーで敵機を捉えたときは、目視外であることがほとんどであり、長射程のミサイルを目視外からぶっぱなすとのこと。
したがって、ドッグファイト、空中戦の機会も、現在はかなり少ないとのことであった。
昔のように、男同士のロマンあふれる決闘の時代は、とうに過ぎ去っていたのだなあと、多少寂しく感じた。
しかし、著者によると、ステルス技術や電波妨害の技術の進歩によっては、空中戦が再び、重要視される時代が来るかもしれないとしている。
なんか、ガンダムの世界は、ミノフスキー粒子の影響によって、レーダーが効かなくなって、モビルスーツによる格闘戦がメインになったという設定だったが、実際に、ステルス技術などの進歩によって空中戦が重要視されるようになれば、ガンダムの状況と似たようなもんだなあと思ったりもした。
昔から、空中戦は、相手より高位をとることが重要だと言われているが、本書では、位置エネルギーを稼ぐことが重要だと言っている。
それらを、高校物理程度の数式で現している。
一応、高校物理は習得した吾輩がみると、なるほどなあという感じである。
続いて、二機編隊による空戦方法についても述べている。
第二次世界大戦以前は、単機同士の戦いがメインであったが、それ以降は、二機編隊を主とする編隊戦闘がメインになった。
これも、ドイツ、イギリス、アメリカの空軍が、さまざまな戦術を考案している。
これをみると、日本海軍や陸軍の航空部隊のトップたちは、あまりにも甘すぎたのはなかろうかと思う。
サッチ&ウィーブという戦法をみると、ゼロ戦を倒すために、米軍の軍人たちがさまざまな試行錯誤と工夫をしていたことが分かる。
我輩としては、一番面白かったのが、ベトナム戦争で北ベトナム軍の航空部隊が、米戦闘機に対して取った戦法であった。
おそらく、北ベトナム軍のパイロットはそれほど、技量が高くなかったものと推測されるが、技量が高くないパイロットでも遂行できて、効果的な戦術だと感心させられた。
また、フォークランド紛争で、イギリス海軍は、軍艦を何隻も沈められているのだが、そのときに、アルゼンチン空軍がとった戦法なども、なるほどと思わせるものであった。
戦争ともなると、それぞれいろんなことを考えるものだと思った。
とりあえず、飛行機好きには面白く読める一冊である。

自分の評価
★★★★☆80点

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