タヌキおやじの日々の生活 B・H・リデルハート「世界史の名将たち」を読破!!     

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B・H・リデルハート「世界史の名将たち」を読破!!

新版 世界史の名将たち新版 世界史の名将たち
(2009/12/24)
B・H・リデルハート

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サー・バジル・ヘンリー・リデルハート(1895年~1970年)は、イギリスの軍事評論家、軍事史研究者、戦略思想家である。
まあ、軍事にたずさわる人々には、かなり有名だと思う。
ドイツの電撃戦に影響を与えたりと、世界の軍事史に影響を与えた。
そのリデルハートが選んだ世界史における六人の将帥について書いた本である。
あまり有名でないけど、軍事史に影響を与えた将帥を発掘するという意図であると感じた。
吾輩も六人中三人の名前ははじめて知った。

内容の紹介(カバーより引用)
『近代的な軍の形成、正統的な戦略思考の発展に貢献した、それぞれに特徴的な六人の将帥たちの、戦術・戦略の物語。
世界史的に重要な戦闘場面を紹介し、時代背景と敵味方の具体的な戦略展開を描き、現代につながるその意味を解説し物語る。』

目次
1 チンギス・カンとスブタイ―中世西欧を震撼した機動力と打撃力
2 マレシャル・ド・サックス―軍事上の預言者
3 グスタヴァス・アドルファス―近代戦の創始者
4 ヴァレンシュタイン―歴史の謎
5 ウォルフ将軍―合衆国の祖父
訳者あとがき

1章では、チンギス・ハンとスブタイについて書かれるが、主にスブタイについて書いている。
スブタイは、チンギスハンの武将であった。
片腕といってもよいのかと思う。
この人は、北イランやグルジアのあたりを平定して、果てはヨーロッパにまで攻め入った。
モンゴル軍の軍制は、あたりまえかもしれないが、のちに清を興す満州族の軍制に似ていると感じた。
後の満州族がモンゴル軍の軍制を取り入れたり、影響を受けたのであろうと思われる。
モンゴル軍の編成は、十進法に基づいていて、1万人が「トウマン」という今の師団に相当したみたいだ。
かなり有名な話だが、彼らの主戦力は騎兵であった。
そして、その機動力を活かした分進合撃を行った。
また、戦術面では、弓矢での準備攻撃を行って、敵を崩したのちに騎兵を突撃させるような戦法をとったようだ。
リデルハートは、この準備砲撃に相当する戦法は革新的であったとするが、どの国でも飛び道具で戦いの前に敵の数を減らしたり、陣形を崩したり、士気を下げさせたりするのは当たり前なのではないかと思う。
モンゴル軍の戦いも一種の芸術といった様相がある。
日本は、鎌倉時代にモンゴル軍と戦ったわけだが、彼らは馬に乗っていなかったわけで、彼らに馬があったら、おおよそ勝てなかっただろうなと思わされた。、
2章のサックスは、どこら辺がすごいのかいまいち分からなかった。
リデルハートは、プロイセンのフリードリッヒ大王よりこっちがすごいと。。。
まあ、人それぞれ違う物差しがあるもんねと。
3章のグスタフアドルフは、少し軍事をかじったことのある人であったら知ってる人だろうと思われる。
17世紀のスウェーデンの王様である。
ドイツでおこった三十年戦争に介入して、スウェーデンの名をあげた。
この三十年戦争というのもすごい。
まあ、表面上は、カトリックを信奉する神聖ローマ帝国陣営と、プロテスタント陣営との戦いとなっているのだが、事実上は、勢力争いであった。
その戦争の結果、そいつの人口の三分の一が犠牲になり、人口は、半分以下になったと。。。
三十年戦争があったのは、日本の戦国時代の少し後だが、日本の戦国時代が人口が少し増えたのを考えると、三十年戦争の惨状は目に余る。
んで、グスタフアドルフの何がすごかったというと、諸兵科混合戦術を採用して、野砲をはじめて採用したとか、近代軍隊の基礎を確立したことにあるようだ。
それまで、大砲は、日本でもそうだったが、攻城用であり、持ち運びがしにくかった。
それを軽量化して持ち運びしやすくしたと。。。
日本では、関が原で石田三成が大筒を使っているが、この点、石田三成は評価されてもいいかもしれない。
この人が、工業を発展させたのが、今日のスウェーデンの兵器産業が盛んな一因となっているらしい。
しかし、なんか、三十年戦争に介入したのは、無駄骨じゃないかと思われるのだが。。。
それを言ったら、スウェーデン人に怒られそうだ。
4章のヴァレンシュタインは、傭兵隊長で有名な人である。
グスタフアドルフの相手になった人だ。
この人の傭兵たちは、ドイツを荒廃させるかなりの原因となったと思われる。
謎めいた人物としてとらえられているようだ。
5章のウォルフ将軍は、イギリスの軍人で、今のカナダのフランス軍を撃退した人だそうな。
読んでいると、優等生過ぎて、面白みに欠ける人だなあという印象を持った。
しかし、同じイギリス人のリデルハートは、好意的な見方をしている。
と、まあ、いろんな将帥がいるということで、軍事史が好きな人は読んでもいいかなという本である。

自分の評価
★★★☆☆55点

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