タヌキおやじの日々の生活 マシュー・リーン「ボーイングvsエアバス―旅客機メーカーの栄光と挫折 」を読破!!     

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マシュー・リーン「ボーイングvsエアバス―旅客機メーカーの栄光と挫折 」を読破!!

ボーイングvsエアバス―旅客機メーカーの栄光と挫折 (ARIADNE DOCUMENT)ボーイングvsエアバス―旅客機メーカーの栄光と挫折 (ARIADNE DOCUMENT)
(2000/06)
マシュー リーン

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ボーイングとエアバスの旅客機開発販売競争をメインに第二次世界大戦後の旅客機メーカーの攻防を書いた本である。
当然、以前、読んだ747の設計主任のサッター氏が書いた「747 ジャンボをつくった男」と重なるところが多い。
ただ、こちらはエアバスの記述が多いところはだいぶ違う。
また、コンコルドについての記述も多い。
著者のマシュー・リーン氏は、元記者のジャーナリストだそうな。
イギリス人であるためか、だいぶエアバス、ヨーロッパびいきであるように感じた。

目次
プロローグ
第一章 コメットの悲劇
第二章 大空の帝国
第三章 コンコルドの野望
第四章 巨人旅客機747の登場
第五章 エアバスの挑戦
第六章 シアトル、暗鬱の日々
第七章 シルクルート
第八章 大西洋を挟む戦い
第九章 挟み撃ち作戦
終章 終わりなき戦い
監訳者あとがき

サッター氏の著書では、747は、ボーイングが開発しようとしていた超音速旅客機の保険であり、あまり期待されたものではなかったと書いてあったような気がしたが、本書では、当初から期待されていたものであったとなっていた。
どちらが本当かはわからない。
しかし、いずれにしても、747が旅客機史に残した功績は、ゆるぎないものであるようだ。
その747が登場するまで、ボーイングがダグラスやロッキードを抜き去って、旅客機メーカーの雄となるまでを詳しく書いている。
ボーイングといえば、B29爆撃機などを作った会社であるので、大型旅客機なども得意であったのではないかと思いそうだが、戦争直後は、旅客機についての経験はそんなにあるわけではなかったようだ。
戦争が終結する前に、ボーイングだけではないと思うが、その首脳陣は、戦後に会社を維持していくためにどうするべきか戦略を練り始めた。
それには、いろいろとプランがあったみたいだが、家具やキッチンの製作なんてものもあったみたいだから驚きだ。
いまのボーイングからはとても想像がつかない。
また、一方、ヨーロッパ陣営は、ジェット旅客機については、戦後、先行していた。
イギリスのデハビランド社がコメットという世界初のジェット旅客機を開発して、就航させたからだ。
しかし、このコメットは、失敗に終わった。
軍用機では問題にならなかった金属疲労がおこって、相次いで航空事故が起こり、その名声が失墜してしまったからだ。
その後、アメリカのボーイングが台頭してくるのは、周知のとおりである。
そのボーイングに対して、ヨーロッパ勢がエアバスを組織して、旅客機開発で挑戦していく姿も描かれている。
一般的にエアバスというと、フランスがメインのイメージがあるようだ。
我輩はそうは思っていなかったのだが。
まあ、フランス、ドイツ、イギリスが協力しているみたいだ。
また、旅客機メーカーの二強になったエアバスだが、まだ問題も抱えているようだ。
組織としての問題であるようだ。
まあ、三国間の権力争いみたいなものもあるらしい。
その中でも、興味深いのが日本の立ち位置だ。
日本の重工業各社は、ボーイングとエアバスとから一緒に仕事をしないかと誘われる位置にあるわけである。
現在は、ボーイングをメインにエアバスにも少し協力しているようだ。
著者曰く、ボーイングの下請けに甘んじるか、エアバスと協力してその高みを目指すかだそうな。
まあ、一日本人として、うまく立ち回ってほしいと思う。
ともあれ、サッター氏の「747」と一緒に読むと、面白いかと思われる。

自分の評価
★★★★☆80点

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ジョー・サッター、ジェイ・スペンサー「747 ジャンボをつくった男」

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