タヌキおやじの日々の生活 武井弘一「鉄砲を手放さなかった百姓たち―刀狩りから幕末まで」を読破!!     

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武井弘一「鉄砲を手放さなかった百姓たち―刀狩りから幕末まで」を読破!!

鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで(朝日選書)鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで(朝日選書)
(2010/06/10)
武井 弘一

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刀狩りが行なわれた後に、百姓たちは、鉄砲を所持していなかったと一般に思われているが、その常識を覆す書である。
実際には、関東地域などでは、一部の藩が所有している以上の鉄砲を所持していたと。。。。
そのわけは、田畑に対する鳥獣害を防ぐためであった。
まあ、現代に至るまで同じような状況があったわけである。
鳥獣害に対するための鉄砲所持と、それによる一揆を防ぐための鉄砲管理・規制について詳述している。

内容の紹介(カバーより引用)
『1543年、日本に鉄砲がもたらされた。
このかつてない最強の兵器・鉄砲が、戦国の争乱に終止符を打った。
そして豊臣秀吉の「刀狩り」により、すべての武器が没収され、民衆は武装解除されてしまった―――!?
日本人は鉄砲を取り上げられたわけではなかった。
それどころか、江戸時代の百姓は戦うことを本業とする武士たちよりも鉄砲を多く持っていた。
「鉄砲改め」を行った家綱、「生類憐みの令」の綱吉、鷹狩り好きの吉宗からアウトローが跋扈する幕末まで、2世紀にわたる太平の世を築いた江戸幕府の下で、百姓たちはなぜ、どのように鉄砲を死守していったのか。
将軍の行う「鷹狩り」は銃規制とどのように関係したのか。
銃の摘発強化のなかで、幕府・役人・鳥獣としたたかな攻防をくり広げ奮闘する百姓たちの姿を、江戸幕府の文書を一つ一つ丹念に読み解きながら描きだす。』

目次
はじめに―――鉄砲を手にした百姓
第1章 鉄砲改めの始まり―――家綱政権(1651~1680)
 1 刀狩りの真実 2 将軍と鷹 3 鉄砲改めとは
 4 使い続けるために 5 銃規制の原点
第2章 生類憐みのかげに―――綱吉政権(1680~1709)
 1 見直される生類憐み 2 神玉の威力
 3 殺生厳禁の風潮に染まって 4 憎悪を強める百姓 
第3章 復活した鷹場とともに―――享保の改革(1716~1745)
 1 鷹将軍・吉宗 2 激減していた鳥 3 大岡忠相の登場
 4 関東を鳥の禁猟区にして 5 形式だけの鉄砲管理
第4章 暗躍するアウトロー―――大御所時代(1837~1841)
 1 アウトローの出現 2 出まわっていく鉄砲
 3 改革組合村が主体となって 4 追認された隠し鉄砲
第5章 上知令とあわせて―――天保の改革(1841~1843)
 1 庶民の敵・忠邦 2 事務処理に追われる大目付
 3 改革を成功させるために 4 忠邦の改革プラン
終章 鉄砲を選んだ百姓
 1 荒廃していた山間部 2 移動していく獣
 3 雑木林を拠点に荒らす獣 4 百姓にとって鉄砲とは
おわりに―――”武器”から”農具”へ

世界でも武器管理がしっかりしていると思われる日本だが、一般的に、その原点は、豊臣秀吉による刀狩りにあると思われているのではなかろうか。
おそらく、その認識はほぼ正しいと思うが、その後の、江戸幕府・明治政府・GHQなどの諸策によって完成したといって良いと思う。
一般に、猟師は、火縄銃を持つことが許され、百姓は、火縄銃を持つことが許されなかったと学校では習ったが、実際は、百姓も鳥獣害に対するために火縄銃を持っていた。
これらの管理も幕府の厳重な監視下で行われるようになったと本書では書いている。
そして、江戸時代末期には、上州などでは、非常に治安が悪い状況になったらしい。
国定忠治とか、数々の任侠と呼ばれる人々を輩出したのが、上州、現在の群馬県なのは、その治安が悪かったことに起因しているのだろう。
そのため、火縄銃管理が非常にあまい状況になったらしい。
そこで行われた鉄砲狩りみたいなことも書かれている。
農民に一揆を起こさせないために不断の努力があったわけである。
まあ、江戸時代に興味がある人には、おもしろく読める本かと思う。

自分の評価
★★★☆☆55点

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