タヌキおやじの日々の生活 中村彰彦『軍艦「甲鉄」始末』を読破!!     

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中村彰彦『軍艦「甲鉄」始末』を読破!!

軍艦「甲鉄」始末 (新人物文庫)軍艦「甲鉄」始末 (新人物文庫)
(2010/02/05)
中村 彰彦

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中村彰彦著の『軍艦「甲鉄」始末』を読み終えた。
中村彰彦氏の作品は、初めて読んだのだけど、かなり面白かった。

攘夷の志士たちが、幕末にどう活動したかを書いた本とか小説は多いけど、戦国時代、幕末、明治初期の日本の海軍史について読み易く書かれた本は、あまりないような気がするので、すごく貴重だと思う。
幕末に幕府がアメリカから買い付け、その後、新政府軍の手に渡り、戊辰戦争を戦った装甲艦「ストーンウォール」改め「甲鉄」に主眼を当てて書かれた、小説ではなく、ドキュメンタリーである。
装甲艦とは、船体に装甲を張った、当時としては最新鋭の軍艦である。
ちなみにこの船。
Kotetsu.jpg

プロローグとして、軍艦が軍船とよばれていた戦国時代に建造された装甲船についての記述から始まり、ペリーが来航して幕府首脳が海軍を設立し、咸臨丸による太平洋横断があり、小野友五郎という幕臣が軍艦の買い付けに奔走し、「ストーンウォール」が日本に来航し、新政府軍と旧幕府軍との間で水面下で「ストーンウォール」の争奪戦を繰り広げ、「甲鉄」と改名し、新政府軍の手に渡り、戊辰戦争で活躍し、その後、引退するまでが書かれている。

咸臨丸による太平洋横断や装甲艦の買い付けの裏側には、小野友五郎というテクノクラートの活躍があったことや、旧幕府軍が新政府軍の手に渡った「甲鉄」を奪取しようとする宮古湾海戦の詳細など、興味深く読めるところがたくさんあると思う。

読んで分かるのは、決して、幕末の幕府首脳は、無能な人間の集まりだった訳ではないということである。
それなりに、危機感を持って、世界のことを懸命に知ろうとし、危機に対処しようとしていたわけである。
また、ペリー来航から何年もしないうちに日本人が独力で洋式の帆船や汽船を建造していたことも驚くに値することであると思う。
このことは、司馬遼太郎の小説などにも書かれていたような気がする。
政治家、政府関係者、海上自衛隊関係者には、読んでもらいたい本であると思う。

自分の評価
★★★★☆80点

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